厭な小説

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396633165
ISBN 10 : 4396633165
フォーマット
出版社
発行年月
2009年05月
日本
追加情報
:
20cm,458p

内容詳細

「恐怖」と「異なるもの」を描き続ける鬼才が繰り出した「不快」のオンパレード。悪寒、嫌悪、拒絶など、あらゆる不愉快を詰め込んだ、日本一のどんびきエンターテインメント。一読、後悔必至の怪作、誕生。

【著者紹介】
京極夏彦 : 1963年生まれ。小説家、意匠家。世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員。全日本妖怪推進委員会肝煎。関東水木会会員。「怪談之怪」発起人。古典遊戯研究会紙舞会員。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞受賞。04年『後巷説百物語』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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とにかくこの厭な気分をどこかにぶつけたい...

投稿日:2021/07/18 (日)

とにかくこの厭な気分をどこかにぶつけたい。こうなったらレビューするしかないじゃないか。こんな厭な話書くんじゃない。希望をちらつかせるのが憎い。救われないことは分かっていたけれども2話も読んでしまった。私にはこんな話を読んでいる暇はないんだ。ああ、読む前に戻りたい。これだから図書館から除籍されてご自由にお持ち下さいコーナー送りになるんだ。まったく返却もできやしない。もう背表紙も見たくないのに。ああ、厭だ。是非、読まないことをお勧めする。

キつツき さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sk4 さん

    読書メーターのレビューなんかで「読後感が良く・・・」「読後感は悪い・・・」などの感想を、よく見かけますが、この『厭な小説』の読後感の悪さはハンパない。いや、読後感だけではない。いくつかの短編に分かれているのだけど、どの話も冒頭から、読み進めていくうちに、つまりどこをどう読んでも「厭だ」。 ・・・しかし不思議なのは、あまりにも「厭さ」を徹底してるからか、気分が悪い中にも、ある種の清涼感がある。これがあの伝説の『他人の不幸は蜜の味』? そういう意味では、私自身はそんなに「厭」ではなかったです。ヒヒヒ・・

  • PSV さん

    たとえば、一本500円で売ってる大根があったとするなら、それは高い大根だ。それと同じで、面白い小説があればそれは面白い小説だし、睡魔を誘うようならつまらない小説。そして、読んでて厭な気分になる小説があるなら、それはまさしく「厭な小説」だろう。そして本作は、「厭な小説」と名乗っている以上、読者を厭な気分にさせなければならない。そういうハードルを掲げてしまった小説だ。個人的には、そのハードルは、余裕で超えているように思うのだが、果たして。  ★★★★☆

  • やも さん

    この本すげー年季入ってる…なんて思ったけど、これ印刷なの(☉。☉)!虫挟まってんじゃん…なんて思ったけど、それも印刷かよ(゚ο゚人))💦なんて思ってたら、これ最終話に意味が分かってヒッ😱ってなるやつだ😱⚡「厭だ」で始まり「厭だ」で終わる連作短編7話。人間が本質的に嫌がるとこを、とことん突いてくるようなまさに厭な話。ずっと肝試しをしているような感覚になった。ホラーやイヤミスは得意じゃないんだけど、読んでしまったというか、京極さんに読ませられたというか😁めくるめく戻れない恐怖、堪能しました!!★4

  • にいたけ さん

    京極夏彦さん、初読み。初読みがこれでいいのか?「嫌な状態」というのは「気持ち悪いがまだ何とか耐えられるあたり」のことを指すのだと納得した。それが繰り返すと「耐えられない」ということになる。嫌という字がこれでもかと登場する短編集で嫌なことがその装幀にも溢れている。チープな紙質日焼けしたかのようなページ周辺。虫までいる😣その凝った嫌さは古本価格をも欺くことが出来る。ブクオフ110円なら欺けたと思うがどうか💦

  • 美羽と花雲のハナシ さん

    古びた表紙、虫の死骸が張り付いたページ、薄暗い色。内容に合わせて装丁が良い味を出している。もちろん仕様です。7つの話による連作短編集。短編の共通部分には深谷という男が出てくるのだが、それ以外は完全に独立している。最後の「厭な小説」は見物。今までの話が再集結し後日談と世界の秘密が明かされる。タイトルの通り、厭な小説だった。生理的に不快で気持ち悪くて読後感も最悪。どこまでも救われなくてどこまでも厭な気持ちが付き纏ってくる小説だった。「厭な扉」を読んで既視感を覚えたが、なるほど世にも奇妙な物語の原作に当たるのか

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人物・団体紹介

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京極夏彦

1963年生まれ。北海道小樽市出身。日本推理作家協会監事。世界妖怪協会・お化け友の会代表代行。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞。2004年『後巷説百物語』で直木賞。2011年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞。2016年

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