四千万歩の男 3 講談社文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061852921
ISBN 10 : 4061852922
フォーマット
出版社
発行年月
1993年01月
日本
追加情報
:
15cm,605p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • NAO さん

    ニシベツで折り返して江戸に戻るまで。この巻は、珍しく忠敬の息子と弟子の色恋沙汰が描かれている。水戸黄門なみの各地での活躍もおもしろいが、江戸に戻って地図を清書するための下処理にきた男のエピソードがおもしろい。この男、駆け出し中の作家十返舍一九で、伊能家での会話から名作『東海道中膝栗毛』が生まれたという設定。いかにも井上ひさしらしい軽妙さがいい。新たな測量旅行に出る気になっている忠敬と、それに気づいたお栄の悲しみの対比も見事。それでも測量をやめなかったのは、時代が忠敬に正確な地図の作成を命じていたのだろう。

  • ヴェネツィア さん

    各巻600頁超もあるものだから、この第3巻あたりまで来ると、感想仲間も数えるほどの淋しさ。しかも、蝦夷地からの帰路とあって、新鮮味にも乏しい。さらには、お供の者を4人連れての忠敬の旅は、すっかり水戸黄門状態。ましてや、母娘の敵討の助太刀をするに及んでは。それでも、ともかくここまで読みすすめて、全5巻の峠も越えた。第4巻は、面白いらしいので、それを頼みに長丁場を乗り切ろうか。

  • はーごん さん

    蝦夷地(アイヌモシリ)測量編は完結したということでいいのでしょうか?『天地明察』を読んだ後に読むと、算哲先生の興した渋川派が幕末には没落していることがわかってちょっとショック。ただ、微積分を知らない江戸時代にケプラーの法則を理解して楕円運動の計算をしていることが衝撃でした。「公儀の役人は無知だから」といったことを忠敬は再三言いますが、正直無知なことのほうが当然な気が……。昔の人の学問への熱意を見習いたい。

  • 明るい♂ さん

    三巻も面白く、中だるみなく読み終えた。 しかし江戸時代というのは本当にすごい時代やね。 商人が蔑まれるなんて現代ではまさに天と地。 武士は喰わねど高楊枝なんて言葉もあるし。 松前の吉助を助ける時の小右衛門の伊達家に対する怒りやハッタリの場面ですごく溜飲が下がった。 長いけど、おもしろいよー。 忠敬の偉業全部知りたいのだけれど、生涯全部あと二冊では 無理じゃね?と、やっと気づいてきた(笑) 四巻へ。

  • かぶき者 さん

    いやぁ読んでも読んでも歩いてる。そして歩くところには事件が起こる。もうコナン並みに毎日が事件ですね。でも飽きずに一緒に江戸に戻ってきました。まだまだ旅は続きそうでけど、お栄さんには戻ってきてもらいたい〜。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

井上ひさしに関連するトピックス

  • 二宮和也出演の映画を観る前に読みたい本 山田洋二監督の映画「母と暮せば」は、井上ひさし作の戯曲『父と暮せば』と対になる作品。娘を思い全力を尽くす父親の姿を描... HMV&BOOKS online|2015年10月10日 (土) 16:14
    二宮和也出演の映画を観る前に読みたい本

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品