女刑事音道貴子 花散る頃の殺人 新潮文庫

乃南アサ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101425214
ISBN 10 : 4101425213
フォーマット
出版社
発行年月
2001年08月
日本
追加情報
:
16cm,313p

内容詳細

『凍える牙』で、読者に熱い共感を与えた女性刑事・音道貴子。彼女を主人公にした初の短編集。貴子自身がゴミ漁りストーカーに狙われて、気味悪い日々を過ごす「あなたの匂い」。ビジネスホテルで無理心中した老夫婦の、つらい過去を辿る表題作など6編。家族や自分の将来に不安を抱きつつも、捜査に追われる貴子の日常が細やかに描かれる。特別付録に「滝沢刑事と著者の架空対談」。

【著者紹介】
乃南アサ : 1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    『凍える牙』で名を馳せた音道貴子のその後を描くシリーズ第2段。今度は6つの短篇。短篇ということもあり、いずれも大事件ではなく、ごく身近な市井の事件を扱う。貴子像も同様に『凍える牙』の時ほどクールで孤独な存在ではない。相方の八十田ともそれなりにうまくいっているようだ。それはそれでいいのだが、なんだか日常的過ぎて物足りなくもある。ついつい、あの孤高の貴子を求めてしまうのだ。もちろん、警察の業務のほとんどはそうした日常的なものなのだろうが。篇中で、あの滝沢との邂逅が2度あるが、滝沢は相変わらず喰えないオヤジだ。

  • yoshida さん

    「凍える牙」の主人公である音道貴子刑事の短編集。乃南アサさんは、登場人物の感情の描き方が丹念で巧みだと思う。「あなたの匂い」での犯人への嫌悪感もあるが、米屋の奥さんも隣人としては困るタイプ。「花散る頃の殺人」はやるせない。全うに生きてきた人々が病に倒れた末の救われない哀しさを感じる。感情描写では宮部みゆきさんの方が好みだが、乃南アサさんには劣らない良さがある。「凍える牙」で音道刑事が組んだ滝沢刑事も登場して嬉しい限り。これから順を追って読み進めたいシリーズ。「凍える牙」を越える作品に逢えるか期待が高まる。

  • ehirano1 さん

    付録の「滝沢刑事と著者の架空対談」を読みたいがためだけに購入しましたwww。そのかいあってか、付録は申し分なく、もっと対談のページを割いてほしいと思いつつも、短いからこそ逆に良いのかもしれないとも思ってしまいました。 本編はタイトルがウイットに富んでいてニヤッとさせられ(特に、「あなたの匂い」)、、音道刑事の日常が意外とフツウであったのが印象に残りました。

  • 相田うえお さん

    ★★☆☆☆21007【女刑事音道貴子 花散る頃の殺人 (乃南 アサさん)】本作品は過去に何作か読んだ音道シリーズのうちのひとつで、なぜか半分ほど読んでそまま放置していました。読み切る前に他の作品を次々つまみ食いしてると読みたい旬が過ぎてしまう事ってありませんか?それで詰み本タワーの土台になってしまうと。【疑問】青酸カリは臭いも味もアーモンドっぽいといわれてますが、味見したら結果報告する前にあの世行きになるのでは?イタコにでも頼んだのか?【雑談】納豆,くさや,こ〜んな🍄キノコなんかを初めて食べた人、凄い!

  • けい さん

    女刑事音道貴子を描く短編集。彼女と彼女の周りの人々を中心に描いた作品で、事件もありますが少しゆるい感じの作品でした。それゆえに主人公をより身近に感じる事ができ、今後続くシリーズの中で登場してくる人物もいるのかなと想像しています。乃南さんと滝沢刑事との対談も巻末に掲載され、これからシリーズの展開により期待を持てる内容で、凍える牙とは違った面白さがありました。

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人物・団体紹介

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乃南アサ

1960年東京生まれ。早稲田大学社会科学部中退後、広告代理店勤務を経て、88年「幸福な朝食」が第一回日本推理サスペンス大賞で優秀作に選ばれデビュー。96年『凍える牙』で第百十五回直木賞受賞。2011年『地のはてから』で第六回中央公論文芸賞、16年『水曜日の凱歌』で第六十六回芸術選奨文部科学大臣賞を受

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