ひとりの午後に 文春文庫

上野千鶴子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167838775
ISBN 10 : 416783877X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
273p;16

内容詳細

富山の開業医の家に生まれ、世間知らずだった子ども時代。孤独を抱えて生きていた十代のころ。今は亡き、父母の思い出。車、スキー、山、お風呂など、好きなものあれこれ。ひとりで生きる今の暮らし…。フェミニストとして「けんかの達人」と呼ばれる著者の、知られざる一面が鮮やかに浮かび上がる。

目次 : 1 思いだすこと(菫の香水/ 墓 ほか)/ 2 好きなもの(声/ 夕陽 ほか)/ 3 年齢を重ねて(青春/ うた ほか)/ 4 ひとりのいま(佇まい/ 儀式 ほか)

【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年富山県生まれ。立命館大学特別招聘教授。東京大学名誉教授。NPO法人WAN理事長。京都大学大学院社会学博士課程修了。95年より東京大学大学院教授を勤め2011年退職。長年、日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニアとして活躍、様々な社会問題へ発言を続ける。近年は介護とケアの問題に研究範囲を広げる。『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。2012年長年にわたる女性学・フェミニズムとケアの問題の活動に対して朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 団塊シニア さん

    「おひとりさまの老後」「男おひとりさま道」同様期待を裏切らないエッセイである、浅川マキの歌が好きでよく聞いたエピソード等同じ団塊の世代として人生観、価値観には共感できる。

  • ふう さん

    同世代の女性として、一人の人間として、かなり共感を覚えながら読みました。家族がいるいないに関わらず、個々が持つ基本的な考え方、生き方が似ているなあと。悩みもがくことの多かった二十代に早く別れを告げたくて、三十代に憧れていたこと、ペットに対する思いなどは全く同じ。 「好きなもの」の『夕日』『俳句』、「ひとりのいま」がとくに心に残りました。 「過去の職業や経歴、今の趣味や特技もどうでもいい。そのひとのありよう、ふるまい、そのひとの佇まいがそのひとの一番大切な情報」 老いていく一人として考えさせられる言葉です。

  • 怜 さん

    ちづちゃん!文鳥飼ってたのー?とそれだけで好感度アップ(笑)上野さんというより、ちづちゃん。と呼びたくなるような柔らかなエッセイ。ではあるけど文の落としかたはやはり上野さんの顔がちらりと覗く。還暦(見えない!)すぎてからのこのエッセイと以前読んだ「ミッドナイトコール」は本質は変わらずとも熟成した旨味をこちらでは感じる。こんなふうに年を重ねたい。それにしてもこのひとは忙しいのに、よく本を読み映画を見てて。ほんと、すごいひとです。

  • 葵 さん

    上野さんが今まで禁じてきた自分語りに初めて取り組んだエッセイ本。小説家でないのに、読んでてうっとりしたりハッとさせられる文章が沢山。ハタチ、自然、佇まい、喪失、井上陽水などの件が特に印象深い。上野さんはただの口の悪いおばさんではないのだ。←おい 色々な失望と修羅場を乗り越えてきた、というか、乗り越えないまま引きずって生きてきたおばさんの諦念というか、その境地から持ち帰った真理がある。そして真理は、触れる者を敬服させる力を持っている。知名度はとにかく、私も最後はこういう説得力を持つばあさんになりたいもんだ。

  • ヨータン さん

    イメージからして、もっとパワフルで勢いのある日常生活を送っていらっしゃるのだと思っていたのですが、ゆったりと過ごされているのだなと思いました。今の働いている女性って、「家の灯りがついていないと寂しい。」のではなく、「家の灯りがついていないとほっとする。」んですね。それすごくわかるなー。おひとりさま道まっしぐらの予兆かな。

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人物・団体紹介

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上野千鶴子

1948年富山県生まれ。東京大学名誉教授。2011年から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究の第一人者。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士

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