ヴラディゲロフ、パンチョ(1899-1978)

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CD 輸入盤

弦楽器のための協奏曲集 アレクサンドル・ヴラディゲロフ&ブルガリア国立放送交響楽団、パンチョ・ヴラディゲロフ&ブルガリア室内管弦楽団、他(2CD)

ヴラディゲロフ、パンチョ(1899-1978)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
C8064
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヴラディゲロフ:弦楽器のための協奏曲集

20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人に数えられるヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。
 この「Capriccio」のシリーズは1970年代に録音されたCD18枚分の音源の復刻で、今作はヴァイオリンとオーケストラのための作品が中心となっています。ブルガリアの旋律を用いた一連の曲は、ヴラディゲロフ作品の中でもとりわけ人気が高いジャンルで、なかでも自作自演となる『ブルガリア舞曲』でのおおらかな表現は魅力的です。また、自由なヴァイオリンのパッセージと古典的な様式を備えた2曲のヴァイオリン協奏曲も聴き応えのある大作です。作品のほとんどは作曲家の息子、アレクサンドルの指揮による演奏です。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1

ヴラディゲロフ:
1. ヴァイオリン協奏曲第1番ヘ短調 Op.11(1920)
2. ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.61(1968)

Disc2
4. ブルレスケ Op.14(1922)〜ヴァイオリンとオーケストラのために
5. ブルガリア・パラフレーズ Op.11-1『ホロ』(1925)〜ヴァイオリンとオーケストラのために
6. ブルガリア狂詩曲 Op.16『ヴァルダール』(1922 rev.1958)〜ヴァイオリンとオーケストラのために
7. ブルガリア組曲 Op.21(1927)〜ヴァイオリンとオーケストラのための歌
8. ブルガリア舞曲(1931)〜2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのために
9. 悲歌的ロマンス(1917)〜チェロとオーケストラのために
10. 演奏会用幻想曲 Op.35(1941)〜チェロとオーケストラのために

 ゲオルギー・バデフ(ヴァイオリン:1,4)
 ディナ・シュナイダーマン(ヴァイオリン:2,7,8)
 エミール・カルミラロフ(ヴァイオリン:8)
 ヴァレンチェスラフ・ニコロフ(チェロ:9,10)
 ブルガリア国立放送交響楽団(1-7,9,10)
 ブルガリア室内管弦楽団(8)
 パンチョ・ヴラディゲロフ(指揮:8)
 アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮:1-7,9,10)

 録音:1970年〜1975年

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ブルガリアを代表する作曲家といえば、パン...

投稿日:2021/03/09 (火)

ブルガリアを代表する作曲家といえば、パンチョ・ヴラディゲロフです。 カプリッチョは昨年からバルカントンに録音されたヴラディゲロフの作品集を復刻しており、今回は弦楽器のための協奏曲を集めた内容です。 演奏はCD2枚目の5曲目のみ、作曲者、パンチョ・ヴラディゲロフ指揮、ブルガリア室内管弦楽団、その他はパンチョの息子、アレクサンドル・ヴィラデゲロフ指揮、ブルガリア国立放送交響楽団。 1枚目は、ヴァイオリン協奏曲を集めた内容で、確かヴラディゲロフのヴァイオリン協奏曲は2曲だけだったので、これが全集と言えるだろう。 1番はまだ録音があるが、2番の録音は大変珍しい。 2枚目はオケとソロの小品を集めた物。 ヴラディゲロフはブルガリア国民楽派の作曲家とみなされているが、まさにこの2枚目はその手の作品が揃っている他、フランス印象派に影響を受けた色彩的な作風の演奏会用幻想曲といった曲も収録されている。 代表作、ブルガリア狂詩曲『ヴァルダル』は、本家バルカントン・レーベルのヴィラデゲロフ作品集とは別音源で、このCDはヴァイオリン・ソロとオーケストラという珍しいもの。 アレクサンドルとブルガリア国立放響の演奏は、同じ伴奏物でも、終始サポートしていたピアノ協奏曲集と違い、サポートに徹する時は徹し、出てくる時はしっかり出てくる。 ブルガリア国立放送交響楽団のオケも共感豊かで情熱的な演奏で良い。 パンチョとブルガリア室内管弦楽団はやや客観的というかいかにも作曲家が振った演奏と言える。 そして忘れてはならないのが独奏を担当したソリスト達で、ブルガリアの名手達の優れた技術、表現力によって鑑賞は元より、それぞれの曲の模範的な演奏となっている。 録音は1970年代前半らしいが、音質は良い。

レインボー さん | 不明 | 不明

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