Sonic Philosophy: Colour and Affect〜ヴァイオリンとピアノのための作品集　ヒューゴ・ティチアーティ、ヘンリク・モーウェ

Colour and Affect〜ヴァイオリンとピアノのための作品集

ロマン派の時代の音楽は作曲家の意志が明確に表現されていて、演奏家は楽譜に解釈を施していくやり方がほとんどでした。しかし、バロックや初期の古典派の時代は楽譜には最低限のことのみ書かれており、演奏家たちの手に委ねる部分も多かったのです。近現代にも同じような試みがとられ、そんな時の演奏家たちは素材を膨らませて即興的に音楽を生み出さなくてはいけません。
　このアルバムに共通するのは様々な色と光、そして比喩、感情。これでもかとばかりに繰り出される眩しいばかりの音の洪水。そして沈黙。音楽とは何か、と考えたくなるアルバムです。（輸入元情報）

【収録情報】
● ペルト[1935-]：フラトレス
● メシアン[1908-1992]：主題と変奏
● ティチアーティ[1980-]＆モーウェ[1981-]：パーセルの『新しいグラウンド』 Z.T682による即興 第1番
● ヴェーベルン[1883-1945]：4つの小品 Op.7
● 武満 徹[1930-1996]：悲歌
● ティチアーティ＆モーウェ：パーセルの『新しいグラウンド』 Z.T682による即興 第2番
● マルメン[1990-]：ウェイテイング
● エコノム[1980-]：アルジュナのトランスフィグレーション
● シュネルツァー[1972-]：アポロン崇拝者の踊り
● ティチアーティ＆モーウェ：パーセルの『新しいグラウンド』 Z.T682による即興 第3番
● パーセル[1659-1695]：新しいグラウンド ホ短調 Z.T682

　ヒューゴ・ティチアーティ（ヴァイオリン）
　ヘンリク・モーウェ（ピアノ）

　録音時期：2013年5月31日〜6月2日
　録音場所：イギリス、モンマスシャー、ワイアストン・レイズ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）