CD 輸入盤

シュロモ・ミンツの芸術(13CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4827805
組み枚数
:
13
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


シュロモ・ミンツの芸術(13CD)

イタリア・ユニバーサルからシュロモ・ミンツのボックスが登場。ドイツ・グラモフォンへの録音をほぼ網羅したもので、小品何曲かとフォーレのソナタを除く全録音を収めています。あとディスク1枚分くらいなのでできればすべて収めて欲しかったですが、とりあえずお買得価格でまとまって聴けるのは朗報です。

ミンツのヴァイオリンはピュアな美音とクリアなフォルム形成を特徴としたもので、切れ味・リズム感も完璧、早くから指揮に取り組んだだけあってオーケストラとのやりとりも緊密であり、協奏曲では一体感のある見事な表現を聴かせることでも有名でした。

シュロモ・ミンツは1957年にモスクワに誕生し、2年後にはイスラエルに移住しています。幼いころからヴァイオリンの才能を発揮したミンツは、11歳のときにパールマンの代役としてメータ指揮イスラエル・フィルとパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番で共演、16歳のときには、ピッツバ―ク響との協奏曲演奏でカーネギー・ホールにデビューという経歴の持ち主。その後、アイザック・スターンの紹介により、ジュリアード音楽院の名教師ドロシー・ディレイのもとでさらに研鑽を積み、以後、世界的に活躍することとなります。

1980年には、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んでレコーディングを開始、メンデルスゾーン&ブルッフ、パガニーニ、クライスラーと立て続けに話題盤をリリースし、1984年にはバッハの無伴奏で高い評価を獲得。翌1985年にはザルツブルク音楽祭でバッハの無伴奏の全曲演奏をおこなって大評判となります。以後、ミンツは世界各国の音楽賞を受賞するなど、その透明度高く美しい音色と高度な技巧により絶賛を博してきましたが、ドイツ・グラモフォンへの録音は1988年には終了、以後はアメリカのミュージックマスターズにヴィヴァルディのシリーズを、RCAにモーツァルトの協奏交響曲を録音したり、指揮者としてフランスのヴァロワにストラヴィンスキーの『兵士の物語』を録音するといった具合に、専属という形をとらない活動をおこなってきました。

ミンツはこれまでにチェリビダッケ、ジュリーニ、シノーポリ、バレンボイム、アバド、といった指揮者や、スターン、パールマン、バシュメット、ブロンフマン、マイスキーらと多数の共演をおこなっており、すでに世界的ヴァイオリニストとして揺るぎない評価を得ています。彼はまた18歳のときから指揮者としての仕事もこなしており、各国のオーケストラと共演しているほか、著名なコンクールの審査員としても活躍しています。(HMV)

【収録情報】
Disc1-6『協奏曲録音集』
● バルトーク:2つの肖像 BB.48b, Op.5 (Sz.37)

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 ロンドン交響楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)
 録音:1983年(デジタル)

● ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
● ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40
● ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 Op.50

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
 録音:1986-87年(デジタル)

● ブラームス:ヴァイオリン協奏曲二長調 Op.77

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)
 録音:1987年

● メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
● ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 シカゴ交響楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)
 録音:1980年(アナログ)

● ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 Op.21
● ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調 Op.37
● サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 ズービン・メータ(指揮)
 録音:1988年(デジタル)

● プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
● プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 シカゴ交響楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)
 録音:1983年(デジタル)

● シベリウス:ヴァイオイリン協奏曲ニ短調 Op.47
● ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
 録音:1986年(デジタル)

● ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』〜第3番へ長調 Op.8-3『秋』

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 ズービン・メータ(指揮)
 録音:1982年(デジタル/ライヴ)

Disc7-13『室内楽録音集』
● J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲 BWV.1001-1006

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 録音:1983年(デジタル)

● フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
● ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
● ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
 録音:1985年(デジタル)

● メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4
● メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 ポール・オストロフスキー(ピアノ)
 録音:1986年(デジタル)

● クライスラー:愛の悲しみ
● クライスラー:愛の喜び
● クライスラー:中国の太鼓
● クライスラー:道化役者
● クライスラー:ジプシーの女

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 クリフォード・ベンソン(ピアノ)
 録音:1980年(アナログ)

● パガニーニ:24の奇想曲 Op.1

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 録音:1981年(デジタル)

● プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
● プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis

 シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
 イエフィム・ブロンフマン(ピアノ)
 録音:1987年(デジタル)

 クラムシェル・ボックス仕様

ユーザーレビュー

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商品説明に記載されている収録曲について若...

投稿日:2017/03/25 (土)

商品説明に記載されている収録曲について若干の誤りがあります。クライスラーリサイタルと称された小品集ですが、商品説明には4曲しか収録されていないとの記載ですが、実際にはディスク12に全17曲が収録されています。 残るはフォーレのみということでしょうか? 演奏は皆さんのおっしゃるとおり一級品です。

不明 さん | 東京都 | 不明

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あとディスク1枚分くらいなのでできればす...

投稿日:2017/02/24 (金)

あとディスク1枚分くらいなのでできればすべて収めて欲しかったですが・・・の商品説明どおり、残念ですね。しかも、ヴァイオリンでは好まれる小品集が・・・なので、なおさら。しかしすばらしい演奏家です。

SEGOVIA さん | 愛知県 | 不明

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私は単売で全てのミンツのCDを購入し、聴...

投稿日:2017/01/18 (水)

私は単売で全てのミンツのCDを購入し、聴きました。単売では入手しにくいものも一括して入手できるので、この機会を逃さないことをお薦めします。ミンツの演奏に私が惹かれるようになったきっかけは、バッハの無伴奏です。全ての声部が正しく歌い、対位法的に端正なフォルムの中で語りかけてくる、この音楽的知性に圧倒されました。ミンツがなぜ大手のレコード会社から契約を打ち切られたのか分かりませんが、彼こそは、現存する最高のヴァイオリニストであると言って間違いないと思います。強力にお薦めします。

slave さん | 東京都 | 不明

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