ロバート・A・ハインライン

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夏への扉 新訳版

ロバート・A・ハインライン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152090591
ISBN 10 : 4152090596
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,350p

内容詳細

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると決まって夏の世界に繋がるドアを探し始める…。巨匠ハインラインが描く、希望に満ちた未来予想図。ジャンルを越えて数多の人々の心をとらえてきた名作を30年ぶりに新訳。

【著者紹介】
ロバート A ハインライン : 1907年アメリカ・ミズーリ州生まれ。1939年に「生命線」でデビューののち、次々と作品を発表。『宇宙の戦士』、『月は無慈悲な夜の女王』、『夏への扉』など数々の名作を生みだした。1988年没

小尾芙佐 : 津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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SFの古典といわれる作品の新訳版です。 旧...

投稿日:2011/06/24 (金)

SFの古典といわれる作品の新訳版です。 旧約と比べ、少し主人公のカラーが違うようにも感じますが、 時代に合わせて分かりやすく現実的な言葉に訳しなおされています。 その点を特に気にならないのであれば新訳のほうが素直に読み進めることが出来ると思います。 ストーリーは発明家ダンと相棒である雄猫のピートが夏への扉を探しつづける。 コレだけの単純な話です。一応タイムトラベルものですが、 某映画のように辻褄合わせや派手な科学で物語が進むことを望むのであれば期待はずれになるかもしれません。 ただし、猫好きな人にはSF関係なく共感できる面白い小説だと思います。

にや さん | CHINA | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ♪みどりpiyopiyo♪ さん

    おもしろかったー。中学生の頃に旧版を読んだのに、結構忘れてて初めてみたいにワクワクでした。■新訳はやっぱり読みやすいですね。詩的でテンポよくお話の世界に入れました。■ダンの知性と機転と行動力、野性味を失わないピートの猫らしさ、周囲の魅力的な人々。50年代に描かれた1970年と2000年のレトロフューチャー感。未来予測が現実と大きくずれてない事にも驚きます。■SF界の金字塔、未来小説の最高傑作であると同時に、永遠の青春小説でもありますね。「未来は過去よりよいものだ」読後は明るい気持ちに包まれました。(→続

  • KAZOO さん

    いまから50年以上も前に書かれたタイムトラベルものです。何度目かで前は福島正美実さんの訳で読んでいたのですが新訳が出てしばらく積読状態でした。内容的には最近このような種類のが増えてきていますが、この本は読んでいてもあまりSFという感じはしないで、読んだ後でもほんのりじわっという感じです。訳もそのような感じにさらにぴったりとしています。「アルジャーノンに花束を」を訳された方だということで納得しました。

  • 吉野ヶ里 さん

    良い本だと思います。SFとして骨組みがしっかりしているんですが、うんちく臭くなく、それでいて丁寧な世界観設定。職人芸だと感じました。ストーリーとしては軽快なタイムトラベルもので、複雑な筋もなくテンポ良く楽しめます。娯楽小説としてのSFの一つの完成だと思います。1970年代と2000年代二つの時代の予測がそこまで大きくずれていないことも感心します。才能ある人間が丁寧に仕上げた本だな、と。真摯な作家の出来の良い作品を読むととてもいい気分になれますね。ほんと、良い本だと思います。

  • hiro さん

    夏の休みの間に、有名SF作品を読もうと思い、『11人いる!』に続いて読んだ。この作品は1957年発表の作品だが、物語の舞台は1970年と2000〜01年なのでで、この両方の時代を経験した者としては、現実とのズレを感じてしまうがそれは仕方がない。小説、映画でもタイムトラベル物が大好きだが、主人公が親友と婚約者に裏切られる前半は、読むペースが上がらず苦労した。読了後も、今まで読んだ小説、観た映画のタイムトラベル物を中で、突出した作品だとは思わなかったが、1957年の作品として読んで損はしない作品だと思う。

  • くろり - しろくろりちよ さん

    古き良き時代の古典SF。1956年に描かれた時間旅行。僕と猫のピートはどこか一つは夏へと繋がる扉があると信じて旅を続ける。時は1970年から2001年の30年間を行き来する。前半、主人公のしみったれた後悔とともに語られる過去がやや冗長に感じるが、コールドスリープに入り、未来の世界に目覚めてからは驚くほど鮮やかな展開で読者を魅了する。過去から未来、未来から過去、さらにはもう一度…錯綜する時間と、鮮明になっていく意識の対比が見事。悲恋で終わらせないロマンティックな恋を取り込んだ、まさに夏の扉を開くSFの名作。

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