作曲者ロゼッティを知り尽くした指揮者による名録音
「アントニオ・ロゼッティは現代で最もよく知られた作曲家の一人」と、クリスティアン・フリードリヒ・ダニエル・シューバルトは自身の著書『音楽美学の理念』の中で書いていますが、今こそ私たちはその事実に気づくべき時です。このMDGの録音では、このボヘミアの巨匠ロゼッティの管弦楽作品をこの作曲者の専門家ともいえるヨハネス・メーズスがハンブルク交響楽団、そして著名なソリストたちと共演しました。
シューバルトは「彼の作品は易しそうに見えるが、演奏するのは難しい」とも書いています。ハンブルクの音楽家たちは同じことを言っています。「スタイルをしっかり持ち、音色が美しい」。これはこの録音に5つ星を与えたドイツの音楽評論誌『フォノ・フォルム』の評価です。楽しみながら、愛情込めて作られたこの2枚のCDを聴けば、ロゼッティがなぜハイドンやモーツァルトと比べて論じられるのかがわかるでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ロゼッティ:
● 交響曲ニ長調
● オーボエと管弦楽のための協奏曲
● 2つのヴァイオリンと管弦楽のための協奏交響曲ニ長調
● 交響曲ニ長調
Disc2
● 交響曲ニ長調『狩り』
● 交響曲変ロ長調
● フルートと管弦楽のための協奏曲ト長調
● 交響曲ニ長調
クリスティアン・シュペヒト(オーボエ)
ステファン・チュエルマーク (ヴァイオリン)
田中晶子(ヴァイオリン
スザンネ・バーナー(フルート)
ハンブルク交響楽団
ヨハネス・メーズス(指揮)
録音時期:2000年、2002年
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)