基本情報
内容詳細
本書は数のシステム、符号、論理ゲート、ブール代数の概念を“オームの法則”程度の電気に関する知識で具体的に理解させ、マイクロプロセッサ・マイクロコンピュータから現在脚光をあびている各種のデバイス、ディスプレイに至るまでを100題を超える演習問題で発展史を理解しながら実学として独習できるように編集している。すなわち、回路の動作を克明に説明することによって内容を理解させるという教科書的記述のほかに、各種回路を設計者は何に注目して使い分けているかという注意、機能としてはさほど重要ではないが生産現場での作業指示に重要な回路、じょう乱に対する回路の特性、変数増加に伴う回路の変形仕様、システムと変数との関係などを併記することによって実務としてのディジタルエレクトロニクスの理解と今後の進歩に対処できる能力養成に工夫している。特に、例題と演習問題は標準規格の市販品を使用して実動に耐えることを確認したもののみが採録されている。ディジタル回路実験の指導書として得難い良書である。
目次 : 第1章 ディジタル回路用数学/ 第2章 2進符号/ 第3章 基本論理ゲート/ 第4章 代表的な論理ゲート/ 第5章 論理回路の簡単化:図式解法/ 第6章 TTLとCMOS IC―特性とインタフェース/ 第7章 符号変換/ 第8章 2進演算と算術回路/ 第9章 フリップフロップと他のマルチバイブレータ/ 第10章 カウンタ/ 第11章 シフトレジスタ/ 第12章 マイクロコンピュータの記憶装置/ 第13章 その他の装置と技術
【著者紹介】
村崎憲雄 : 1948年東京工業大学電気工学科卒業。1962年工学博士。現在東京農工大学名誉教授。警察庁科学警察研究所顧問
青木正喜 : 1972年東京大学大学院博士課程修了。工学博士。現在成蹊大学工学部電気電子工学科教授
秋谷昌宏 : 1973年東北大学大学院修士課程修了。1987年工学博士。現在武蔵工業大学工学部電子通信工学科教授
涌井秀治 : 1971年東京電機大学大学院修士課程修了。現在成蹊学園学園情報センター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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