ニルス・ロシング=スコウ:A Talk of Our Time
デンマーク王立音楽大学で学び、グリゼー、ミュライユ、クセナキスの影響を受け、様々なジャンルの作風を取り入れながら模索したという作曲家ニルス・ロシング=スコウ。とりわけフランス近代作品の響きに惹かれ、そのサウンドと北欧らしいイメージを融合させ、時に荒々しく、時に繊細な音楽を次々を作り出しています。
このアルバムには3曲の協奏的作品と、2曲の室内楽が収録されており、どの曲も各楽器の音色を生かした親密な対話が楽しめます。『協奏曲からのエピソード』は2004年に作曲されデンマーク国立管弦楽団によって初演された後、2020年にコロナ禍による生活様式の変化を受け、より小さい編成へと再構成されたというもの。印象的なサクソフォンを聴かせるのはこの曲の初演者であり、デンマークを中心に多方面で活躍するジャネット・バラン。ロシング=スコウの『合金』やラスムッセンのサクソフォン協奏曲などの録音にも参加しています。(輸入元情報)
【収録情報】
ロシング=スコウ:
1. 彼方からの呼びかけ(Songs & Moves) (2018)〜フルート、クラリネット、トランペット、ギター、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために
2. 協奏曲からのエピソード (2003/2020)〜バリトン&アルト・サクソフォンとシンフォニエッタのために
3. All Right !? - A Talk of Our Time (2019)〜右手のみのピアノとシンフォニエッタのために
4. フラッシュナイト (2015-2016)〜独奏バス・フルートとエレクトロニクス、アンサンブルのために
5. 話すことなく - 聞くことなく (2020)〜シンフォニエッタのために
ジャネッテ・バラン(バリトン&アルト・サクソフォン)
マヌエル・エスペリージャ(ピアノ)
ヘレーネ・ナヴァッセ(バス・フルート)
アテラス・シンフォニエッタ
ジャン・トレル(指揮)
録音時期:2020年10月30日〜11月2日
録音場所:コペンハーゲン、Konservatoriets Koncertsal
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音