ギター奏者・作曲家レゴンディ生誕200年アルバム!
2022年が生誕200周年かつ没後150周年だったギター奏者、作曲家のジュリオ・レゴンディの独奏ギター作品集。レゴンディはスイスのジュネーヴ生まれ。幼くしてギターの才能を発揮し、パリでは天才ギター少年として大きな話題と人気を得ました。一方で彼の父(本当に父親かどうかも分からない)はレゴンディを厳しく教育して成功を収めさせると、金を持ち逃げして行方をくらませてしまいました。レゴンディは養父母に育てられた後、ロンドンに移りますが、彼にとって不幸なことに19世紀後半はギターの衰退期で、レゴンディは少年時代の栄光を取り戻すことはなく、病没した後は忘れ去られてしまいました。レゴンディの作品は19世紀半ばのロマン主義のヴィルトゥオーソが豊かな作風で、彼がサロンで大人気だったことが良く伝わって来ます。近年は再評価が進んではいるものの、単独のCDはまだ少ない状況です。
このCDは、以前発売された2枚のCDからの4曲と、新録音の6曲を合わせて、レゴンディのギター独奏曲だけを集めています。「BRIDGE」レーベルから50点以上のCDを発売している看板ギター奏者、デイヴィッド・スタロビンもレゴンディを長年に渡って愛奏しているといいます。(輸入元情報)
【収録情報】
レゴンディ
● 序奏とカプリース Op.23
● ロンド・カプリス Op.20『村の祭り』
● 小協奏練習曲 変ロ長調
● 小協奏練習曲 ニ長調
● エア・ヴァリエ第1番 Op.21
● 小協奏練習曲 ト長調
● 小協奏練習曲 イ短調
● 練習曲 第10番イ長調
● 練習曲 第2番イ短調
● 夜想曲 Op.19『夢』
デイヴィッド・スタロビン(ギター)
録音時期:1994年2月、1997年7月、9月5日、2012年10月26日、1992年8月、1994年5月
録音場所:ニューヨーク
録音方式:ステレオ(デジタル)