日本語解説付き
ペーター・ルジツカの管弦楽作品集、第4巻!
ハンブルク州立歌劇場、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ザルツブルク音楽祭のディレクターを務め、ハンブルク音楽演劇大学の教授でもあるドイツの重鎮作曲家&指揮者、ペーター・ルジツカのオーケストラ作品集、第4作目。
シリーズ第4巻は、ルジツカの若き日の作品(1970年、22歳の時に書かれた『アンティフォネ - ストローフェ』)の世界初録音から始まり、作曲家、指揮者、芸術監督として現在国際的な音楽シーンでもっとも重要かつ影響力のある人物のひとりであるルジツカの初期の創作段階を知ることができます。
トラック11〜20までの3作品は、ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)のために作曲されたもので、作曲者の指揮のもと、ベルリン放送交響楽団によって録音されていた1980年代の音源が収録されています。歌曲集『日は沈む』は、フリードリヒ・ニーチェの断片に基づくもので、プログラムの中で唯一特別な位置を占める声楽作品です。この作品は1997年にピアノ曲集として構想され、2007年に声楽とオーケストラ用に拡張して完成しました。いずれも、ルジツカの鋭い感性と幅広い芸術・文化への造詣が伺える佳作が並びます。
元「col legno」のオーナー兼レーベル・マネージャーであったヴルフ・ヴァインマンによって2007年に設立されたドイツの現代音楽専門レーベル「NEOS(ネオス)」。20世紀から21世紀の作曲家に焦点を当てたプログラムは、その多くが世界初録音となり、高い芸術性と編集のクオリティを実現するために、演奏家の選定に大きな価値を置き、著名なアンサンブルと文化機関とのみコラボレーションを行っています。(輸入元情報)
【収録情報】
ルジツカ:
1. アンティフォネ - ストローフェ〜25のソロ弦楽器とパーカッションのための(1970)
2. 日は沈む〜バリトンとオーケストラのためのフリードリヒ・ニーチェの断片による8つの歌(1997-2007)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン:2)
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
ペーター・ルジツカ(指揮)
録音時期:2008年10月24日(1)、2007年8月24,25日(2)
録音場所:NDRスタジオ10
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ:1、セッション:2)
世界初録音
3. 5つの断片〜ラージ・オーケストラのための(1984-1987)
4. 接近と沈黙〜ピアノと42の弦楽のためのシューマンの4つの断片(1981)
5. サティヤーグラハ。接近と距離〜オーケストラのための(1984)
デイヴィッド・レヴィン(ピアノ:4)
ベルリン放送交響楽団(ベルリン・ドイツ交響楽団)
ペーター・ルジツカ(指揮)
録音時期:1986年10月22日、1987年4月13-15日、1988年5月22日
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
国内仕様盤(解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き)
解説:ペーター・ルジツカ、ペーター・ベッカー(日本語訳:山根悟郎)
ハンブルグを拠点に活躍するドイツの大物作曲家兼指揮者、ルジツカの管弦楽作品集の第4弾。本作はルジツカの20代から30代にかけての初期作品を収録。ドイツの現代音楽シーンに影響を与えてきた彼の原点がある。(CDジャーナル データベースより)