リムスキー=コルサコフ (1844-1908)

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CD

交響曲全集、管弦楽曲集 エフゲニー・スヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団(2CD)

リムスキー=コルサコフ (1844-1908)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BVCC38203
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


スヴェトラーノフ/リムスキー=コルサコフ:交響曲全集

エフゲニー・スヴェトラーノフ[1928-2002]は1965年から34年もの長きにわたって、ロシア国立交響楽団(旧・ソヴィエト国立響)の音楽監督・首席指揮者を務め、ロシア音楽を幅広く紹介しただけに留まらず、作曲家でもある彼は当時の西側の近・現代作品も積極的に取り組みました。ロシアの大地を思わせる骨太で男性的なその音楽づくりは、聴衆のみならず団員にまで広く愛されました。広く厚い敬愛を集めた数少ない巨匠指揮者のひとりとして、さらなる活躍が望まれていた矢先、2002年5月惜しまれて逝去。
 このCDはそのスヴェトラーノフが「すべて録音したロシアの交響曲」の重要な一部を担う珍しいリムスキー=コルサコフの交響曲全曲などを録音したもの。ロシア国民主義の音楽として高い評価を得た第1番(後に円熟した管弦楽手法で改訂された稿)、アラビアの詩人アンタールの冒険物語を4楽章で描く標題音楽である第2番など。必聴の名演!(メーカー資料より)

【収録情報】
Disc1
リムスキー=コルサコフ:
● 交響曲第1番ホ短調 Op.1
● 交響曲第2番(交響的組曲)嬰ヘ短調 Op.9『アンタール』(1876年版)

Disc2
● 交響曲第3番ハ長調 Op.32
● 音画『サトコ』 Op.5
● オペラ・バレエ『ムラダ』より『貴族たちの行進』
● 歌劇『プスコフの娘(イワン雷帝)』序曲
● 歌劇『皇帝の花嫁』序曲
● 歌劇『サルタン皇帝の物語』より『3つの奇跡』


 ロシア国立交響楽団
 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

 録音時期:1993年7月6-10日
 録音場所:フランス、メッツ、アルセナール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

国内初発売で、奇しくも追悼盤となった。洗練された録音のせいもあるだろう、適度にロシアの土臭さが感じられ、全体的には非常にかっちりとした格調の高いできばえである。今後はあまり手のつけられないと思われるレパートリーなので、貴重なセット。(哉)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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スヴェトラーノフにとって2度目のリムスキ...

投稿日:2018/12/12 (水)

スヴェトラーノフにとって2度目のリムスキイ=コルサコフ交響曲全集。 細かい細工をしたり、気をてらうことなく堂々としたゆったりしたテンポで、いわば淡々と指揮しているように感じられた。オーケストラに委ねているような感じもする。 交響曲第1番は作品番号1(後に改訂しているものの。)になるが、なかなか魅力的な作品だ。 交響曲第2番もスヴェトラーノフのこれまたゆったりしたテンポで始まって行くところがたまらない。 『アンタール』という標題の通り、物語が目の前に広がるような演奏だ。 交響曲第3番はあっさりとした軽い作品で、ローカル色豊かな旋律に溢れている。シンフォニーというよりシンフォニエッタという感じがする。 その他、オペラの序曲など管弦楽曲も力が抜けたおおらかで余裕を持った演奏だ。 歌劇『皇帝の花嫁』の序曲に関してはスヴェトラーノフらしいテンポの急な落とし方があった。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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スヴェトラーノフはロシア人による交響作品...

投稿日:2013/02/22 (金)

スヴェトラーノフはロシア人による交響作品全曲をレパートリー化した指揮者で私達があまり聴いた事のない交響曲をも収録しています。リムスキー=コルサコフの交響曲についても然りで本盤はスヴェトラーノフ65歳の1993年にロシア国立SOを指揮しての三曲の交響曲他を収録したもので流石グリップがしっかりした演奏で単に彼の特徴とされる爆演(その為に熱ざまし?に譜面台に扇風機を設置していたとも言われています・・・)とだけでは片付けられぬ仕上がりとなっている様です。私は収録曲全てを聴いているわけではなく例によってタイトル付きの曲が取っ組み易いとの事から第2番「アンタール」(演奏タイム@12’50A5’22B7’47C9’09)を採り上げた次第です。粗筋は解説にも記載されているとは思いますが六世紀頃の実在人物アンタールが砂漠で悪霊化身の大鳥に襲われている妖精化身のカモシカを救ってそのお礼にアンタールに三つの喜びが与えられ云々・・・。このお決まりのストーリーを四楽章を通して色彩感豊かに描いた曲で「シェエラザード」にイメージがダブる交響組曲的性格のもので何回か改訂されたものの一バージョンに拠っているそうです(我々素人にはその辺りは余り重要とは思われないのですが・・・)。第1楽章ゆっくり不安げにスタートし弦の持続音と遠いティンパニー音を経てやがて印象的なメロディが現れアラビアン的雰囲気も醸し出しつつ前に進んで行きます。時には親しみやすい流れの中に舞曲風を交えて分かり易い曲にはなっております。先述の三つの喜びに即して割り当てられた各楽章には先のメロディ・テーマが何回も登場しそれを核にやや一辺倒なのが曲全体からすれば若い時の作品だけに少し構成力が弱い印象を受けますが演奏自体は繊細ロマンチックなハープの扱いも含めてスヴェトラーノフの力量が窺えました。この交響曲「アンタール」をスヴェトラーノフは過去にも収録しておりそれは1977年ロシア国立SO(トータルタイム35’49)、1989年PHO(タイム@12’42A5’01B6’01C9’39)の演奏が記録されています。なお、本盤他の収録曲は交響曲第1番(同@9’59A9’49B4’55C6’55)、交響曲第3番(同@14’43A6’50B8’26C7’20)、音画「サトコ」(同11’21)、オペラ・バレエ「ムラダ」貴族たちの行進(同5’32)、歌劇「プスコフの娘(イワン雷帝)」序曲(同6’54)、歌劇「皇帝の花嫁」序曲(同7’13)、歌劇「サルタン皇帝の物語」3つの奇跡(同8’00)であり特に交響曲第1番、第3番についてはUSSR.SSOを指揮した1983年の演奏盤もある様ですが詳細は未確認であります。まぁ、冒頭の意味合いからOKランクとさせていただきました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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