CD 輸入盤

『巡礼の年』全曲 ルイ・ロルティ(2CD)

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CHAN10662
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ルイ・ロルティ・プレイズ・リスト
銘器ファツィオーリで奏でる『巡礼の年』!


『ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパンVol.1』(CHAN10588)でシャンドス復帰を果たしたカナダのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ルイ・ロルティ。アンジェラ・ヒューイットと並ぶ世界屈指の「ファツィオーリ弾き」としての地位を確立したロルティのシャンドス復帰第3弾は、フランツ・リストの『巡礼の年』。
 リストが滞在したスイスやイタリア得た印象、人生の経験を絵画的に綴った『巡礼の年』。20代から60代にかけて長きにわたり作曲された『巡礼の年』には、リストの若かりし頃の技巧的、ロマン派的な作風から、後期の宗教的な作風など、様々なリストの音楽が収められています。
 ルイ・ロルティは、代表的名演、ショパンの『練習曲全集』(CHAN8482)ベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ全集』(CHAN10616)の存在により「ショパン弾き」、「ベートーヴェン弾き」としての印象が強いのですが、1980年代後半にはリストの『ピアノ・ソナタ』(CHAN8548)を、1999年&2000年には『ピアノと管弦楽のための作品集』(CHAN10371X)のレコーディングで世界中から高い評価を獲得するなど、当代屈指の「リスト弾き」としての姿と実力も兼ね備えています。
 シャンドスのメイン・ピアニスト、ルイ・ロルティが銘器ファツィオーリでリストの音楽と人生を奏でます。(東京エムプラス)

【収録情報】
リスト:
・巡礼の年 第1年『スイス』 S.160
・巡礼の年 第2年『イタリア』 S.161
・巡礼の年 第3年 S.163
・巡礼の年 第2年補遺『ヴェネツィアとナポリ』 S.162

 ルイ・ロルティ(ピアノ/ファツィオーリF278)

 録音時期:2010年11月8日-10日
 録音場所:サフォーク、ポットン・ホール
 録音方式:デジタル

収録曲   

ディスク   1

  • 01. No. 1. La chapelle de Guillaume Tell (The Chapel of William Tell)
  • 02. No. 2. Au lac de Wallenstadt (At the Lake of Wallenstadt)
  • 03. No. 3. Pastorale (Pastoral)
  • 04. No. 4. Au bord d'une source (Beside a Spring)
  • 05. No. 5. Orage (Storm)
  • 06. No. 6. Vallee d'Obermann (Valley of Obermann)
  • 07. No. 7. Eclogue (Eclogue)
  • 08. No. 8. Le mal du pays (Homesickness)
  • 09. No. 9. Les cloches de Geneve (The Bells of Geneva)
  • 10. No. 1. Sposalizio (Marriage of the Virgin)
  • 11. No. 2. Il penseroso (The Thinker)
  • 12. No. 3. Canzonetta del Salvator Rosa (Canzonetta of Salvador Rosa)
  • 13. No. 4. Sonetto 47 del Petrarca (Sonnet 47 of Petrarch)
  • 14. No. 5. Sonetto 104 del Petrarca (Sonnet 104 of Petrarch)
  • 15. No. 6. Sonetto 123 del Petrarca (Sonnet 123 of Petrarch)

ディスク   2

  • 01. No. 7. Apres une lecture du Dante, fantasia quasi una sonata (After Reading Dante)
  • 02. No. 1. Angelus! Priere aux anges gardiens (Angelus. Prayer to the Guardian Angels)
  • 03. No. 2. Aux cypres de la Villa d'Este I (To the Cypresses of the Villa d'Este I: Threnody)
  • 04. No. 3. Aux cypres de la Villa d'Este II (To the Cypresses of the Villa d'Este II: Threnody)
  • 05. No. 4. Les jeux d'eau a la Villa d'Este (The Fountains of the Villa d'Este)
  • 06. No. 5. Sunt lacrymae rerum (en mode hongrois) (There are Tears for Things (In The Hungarian Mode))
  • 07. No. 6. March funebre (Funeral March)
  • 08. No. 7. Sursum corda (Lift up Your Hearts)
  • 09. No. 1. Gondoliera (Gondolier's Song)
  • 10. No. 2. Canzone (Song)
  • 11. No. 3. Tarantella

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久々に聴き応えのある全集の登場。ロルティ...

投稿日:2011/09/03 (土)

久々に聴き応えのある全集の登場。ロルティの超洗練主義とも言うべき「一歩身を引いたスタンス」が、リストの様々な面をあぶり出し、飽くこと無く最後まで繰り返し聴くことができる全集に仕上がっている。ヨーロッパ社交界のスーパースターとして頂点を極めたリストの晩年、栄華の果ての境地に生み出さた音楽は、劇が終わった所から始まる「能」のように、ミニマルな旋律をベースにしつつ、所々に栄華の残り香を断片のように散りばめ、独特な枯淡の境地を示す。これは中途半端なピアニストにマジで弾かれると台無しだ。過去の思い出の回想、最後に独り静かに対峙する文物や思索の素描、目前に迫る死への想い等々が、生々しい形でなくどこか遠い世界の出来事のように達観して表出されてほしい。ロルティの超洗練主義はこの曲集の多様な特性を引き出すことに成功している。そして、ファツィオーリの豊潤なピアノの音が、曲集の一部難渋で陰鬱な性格に対して馥郁たる深みと華を添えている。オーディオ的愉悦度も高い。尚、ロルティは1990年に第二年イタリアS.161を録音しているが、今回は全て新しいテイクである。

marco さん | 東京都 | 不明

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