リトアニア作曲界の長老の強烈な色彩に満ちた音楽
リトアニア出身のゲリンガスは、同時代の故郷の作曲家たちに新作を多数委嘱するなど積極的に紹介しています。ヴィータウタス・ラウルシャス[1930-]はリトアニア作曲家同盟の議長を務める長老作曲家。ソ連時代にはカンディンスキーの絵画を思わす強烈な色彩の急進的作風でならしましたが、近年はロマンティックな要素も感じさせる温和かつ感情的へと変化しました。これら最近作をゲリンガスの至芸で聴けるのは本当に贅沢と申せましょう。(キングインターナショナル)
【収録情報】
ラウルシャス:
・ディスコルソ・コンチタート (2003) 〜チェロと管弦楽のための
・コンチェルト・ディ・コルデ (2005) 〜2本のチェロのための
・マドリガーレ・ストルメンターレ (2009) 〜クラリネット、チェロ、ピアノのための
・コンチェルト・ダ・カメラ (2007) 〜チェロとチェロ・アンサンブルのための
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
ギンタラス・リンキャヴィチュス指揮、リトアニア国立交響楽団
ヴィータウタス・ソンデツキス(チェロ)
アルギルダス・ブドリース(クラリネット)
ピャトラス・ゲニューシャス(ピアノ)
ロベルタス・シャルヴェニカス指揮、アルモナス・チェロ・アンサンブル
録音時期:2008年、2009年
録音方式:デジタル