ワーグナー・チューバが朗々と響く驚愕の交響曲
現在最も精力的なアメリカの作曲家のひとりクリストファー・ラウス(1949−)。大きな管弦楽曲が創作の中心で、アナログ的な作風が特徴。交響曲第1番はもちろん現代の作品ながら19世紀風要素たっぷりで、主要主題がブルックナーの第7番のアダージョに由来していたり、ワーグナー・チューバ4本使用など時代錯誤ぶりがオシャレ。
スウェーデンの名手フレストのクラリネットと、日本でもおなじみのアラン・ギルバートの好演が光ります。(キングインターナショナル)
クリストファー・ラウス:
・イスカリオテ (1989)
・クラリネット協奏曲 (2001)
・交響曲第1番 (1986)
マルティン・フレスト(クラリネット)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
アラン・ギルバート(指揮)