アルフレード・ヤンソン作品集
アントンセンが吹く『国家』、ガルバレクが吹く『悲しいワルツ』
ノルウェーの作曲家、アルフレード・ヤンソン[1937-]ポートレートアルバム。ヤンソンはアコーディオンの名手として12歳でデビュー。ジャズのピアニスト、作曲家として活動しながらクラシカルピアノを学び、ビョルン・フォンゴールとフィン・モッテンセンに音楽理論を教わりました。ヨーロッパの前衛音楽、後期ロマンティシズム、ジャズ、民俗音楽からインスピレーションを得た多面的でエネルギーにみちた音楽が特色です。
「汽車漬け」ヤンソンの内的生活を音楽に映した『国歌』。車窓からの風景を撮ったテレビ番組の音楽として使われ、ノルウェー国鉄に献呈されました。トランペットのソロはアントンセンが担当しています。ノルウェーの文化政策をめぐる議論を風刺した、言葉と音楽のコラージュ『悲しいワルツ』。オスロ現代美術館のオープニングに合わせて作曲された熱狂の踊り『タランテラ』についてヤンソンは「この曲を演奏する人たちは、クラシカル音楽を教わる時に学んだことや “洗練”などということをどうか忘れてほしい」と語っています。(キングインターナショナル)
・国歌(1988)〜トランペット・ソロ、トロンボーン・ソロ、管弦楽とテープのための
オーレ・エドヴァルド・アントンセン(トランペット)
トゥールビョルン・スンネ(トロンボーン)
ノルウェー放送管弦楽団
クリスチャン・エッゲン(指揮)
・悲しいワルツ(1970)〜ヴォーカル、ジャズ・クインテットとテープのための
ヤン・ガルバレク(テナーサックス)
テリエ・ビョルクルン(オルガン)
テリエ・リプダール(ギター)
アーリル・アンデシェン(ベース)
ヨン・クリステンセン(パーカッション)
アルフレード・ヤンソン(ヴォーカル)
・タランテラ(1989-90)〜室内アンサンブルのための
ペール・フレムストレム(フルート)
アイリーン・シーゲル(ヴァイオリン)
カーリ・ラーヴナン(チェロ)
アルフレード・ヤンソン(メロディカ)
ハーラル・ベルゲシェン(サックス)
クリスチャン・ベルグ(パーカッション)
クリスチャン・エッゲン(指揮)