ヤナールチェコヴァー:ピアノ協奏曲、弦楽作品集
チェコスロバキア(現スロバキア)出身の女性作曲家、ヴィエラ・ヤナールチェコヴァーの作品集。タトラ山脈の風景に深く感銘を受け、自然と内なる関係を形成したという彼女は、ブラチスラヴァの音楽院やプラハの舞台芸術アカデミーで学んだ後、政治的な理由でカナダ、ドイツに亡命。ドイツの村に移住してからは静寂と隠遁の中で森の声を聴き、自然の音を独自の作曲スタイルで音楽言語に変換していったといいます。
彼女は大規模なオーケストラ曲から声楽曲、民謡の編曲、ラジオ劇まで、幅広いジャンル・楽器のための作曲を行っていますが、創作のの中心となる楽器は弦楽器で、重要作品としては9つの弦楽四重奏曲を挙げることができます。本作には弦楽を伴う作品のほか、イヴァン・ブッファとジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団の演奏によるピアノ協奏曲が収録されています。(輸入元情報)
【収録情報】
ヤナールチェコヴァー:
1. アルカディア(1998/2021)〜バス・フルートと弦楽のための
エリック・ラム(フルート)
クエーサーズ・アンサンブル
イヴァン・ブッファ(指揮)
録音時期:2021年6月30日
2. ドティク(1996)〜弦楽オーケストラのための
クレメラータ・バルティカ
ローマン・コフマン(指揮)
録音時期:2000年7月
3. 夏の夜の夢(2008)〜フルート、チェロとピアノのための
マリア・フェドトヴァ(フルート)
バルバラ・ブラウクマン(チェロ)
ヘルムート・フィフェル(ピアノ)
録音時期:2008年
4. ピアノ協奏曲(2008)
イヴァン・ブッファ(ピアノ)
バンベルク交響楽団
ジョナサン・ノット(指揮)
録音時期:2012年7月8日