声楽作品集 第2集〜バリトンとピアノのための歌曲全集　イリヤ・クズミン、ジャムラト・ドゥラーエフ、オルガ・ソロヴィエヴァ

ミャスコフスキー：声楽作品集 第2集

27曲の交響曲で知られるロシアの作曲家ニコライ・ミャスコフスキー。この「TOCCATA」レーベルでのシリーズでは、あまり耳にすることのない彼の声楽作品に焦点を当てています。
　第2集にはバリトンとピアノのための歌曲を全曲収録。どれもミャスコフスキーの初期から中期に書かれたもので、テキストにはロシアの抒情詩が用いられています。また、アルバムの最後に置かれた『極地探検隊の2つの歌』は彼にとっては珍しい大衆のための歌曲であり、1930年代のソ連でブームになっていた北極開発の探検家たちの偉業をテーマにしています。とりわけ第1番で用いられたミハイル・スヴェトロフの詩は、プロコフィエフも曲を付けるなど当時大きな人気を博していたものです。（輸入元情報）

【収録情報】
ミャスコフスキー：
1. アレクサンドル・ブロークの詩による6つの歌 Op.20（1920）
　No. 1. A full moon has risen over the meadow
　No. 2. The evenings' chill is dreadful
　No. 3. Dear friend!
　No. 4. The autumn day declines on its slow course
　No. 5. I will arise in the foggy morning
　No. 6. In the silent night

2. 日の暮れに〜フョードル・チュッチェフの詩による3つのスケッチ Op.21（1922）
　No. 1. It is not given to us to tell
　No. 2. Your friendly voice prompts no living spark
　No. 3. However distressing the final hour…

3. 3つのスケッチ Op.45（1938）
　No. 1. The Flower
　No. 2. The Little Birch Tree
　No. 3. A Conversation

4. ステパン・シチパチョフの抒情詩集より Op.52（1940）
　I. Fair-haired Wind
　II. At the Spring
　III. It sometimes seems to me…
　IV. The Sunflower
　V. Superstitions
　VI. To you
　VII. It's easy, my love, with you
　VIII. Mount Elbrus and the Aeroplane
　IX. After glancing at a card
　X. By the Sea

5. 長年の歌 Op.87より（1901-36, rev.1950）
　No. 1. Thus yearns the soul
　No. 6. Song of the Collectors
　No. 7. In the struggle with a heavy fate
　No. 10. Sonnet of Michelangelo

6. 極地探検隊の2つの歌（1939）
　No. 1. Song
　No. 2. Song of the Polar Sailors

　イリヤ・クズミン（バリトン：1,3,4）
　ジャムラト・ドゥラーエフ（バリトン：2,5,6）
　オルガ・ソロヴィエヴァ（ピアノ）

　録音：
　2018年1月15-22日（4）、2022年1月20日（2,5）
　Studio One of Russian Radio House, Moscow

　2019年2月4,18日（1）、2019年3月23日（3）
　Concert Hall of the Academy of Choral Arts, Moscow

　2022年1月14日（6）
　Studio No. 1 of the Production Complex Tonstudio, Mosfilm, Moscow

　全て世界初録音