映画『イル・ボエモ（ミスリヴェチェクの生涯）』サウンドトラック　フィリップ・ジャルスキー、エメーケ・バラート、他

作曲家ミスリヴェチェクの生涯を描いた映画のサウンドトラック盤。
フィリップ・ジャルスキーとエメーケ・バラートが歌唱を担当、映画内でも出演。

カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーと、ソプラノのエメーケ・バラートが、チェコの映画監督ペトル・ヴァーツラフによる2022年の映画「イル・ボエモ（ミスリヴェチェクの生涯）」のサウンドトラックに参加しています。この作品は、プラハ生まれの作曲家ヨゼフ・ミスリヴェチェクの生涯とキャリアを描いた長編映画。第95回アカデミー賞国際長編映画賞のチェコ作品に選ばれ、 2022年9月19日に第70回サン・セバスティアン国際映画祭で初公開されました。
　ミスリヴェチェクは、ヴェネツィア、ナポリ、ミュンヘンで名声を博し、20以上曲のオペラを作曲して、ヨーロッパのオペラ界で大きな存在となりました。1770年にボローニャで出会ったモーツァルトとは友人であり、モーツァルトはしばしば私信の中でミスリヴェチェクについて称賛の念を送り続けたことも知られています。
　フィリップ・ジャルスキーとエメーケ・バラートは「イル・ボエモ」でオペラ歌手としてスクリーンに出演しています。オーケストラは、ヴァーツラフ・ルクスが2005年にプラハで設立したピリオド楽器アンサンブル、コレギウム1704によって演奏されています。（輸入元情報）

【収録情報】
ヨゼフ・ミスリヴェチェク：
01. 歌劇『エツィオ』序曲（ミュンヘン1777年版）
02. 歌劇『デメートリオ』〜Sarete al fin contenti…Mi parea del porto in seno（ナポリ1779年版）
03. 歌劇『オリンピアの祭典』〜Con questo ferro…Gemo in un punto e fremo
04. オラトリオ『アダムとイヴ』〜Non so se il mio peccato
05. 歌劇『ベレロフォンテ』〜Sperai vicino il lido
06. 歌劇『オリンピアの祭典』〜Mentre dormi
07. 歌劇『デモフォーンテ』〜Sperai vicino il lido
08. 歌劇『オリンピアの祭典』〜Che non mi disse
09. 歌劇『ベレロフォンテ』〜Palesar vorrei col pianto
10. 歌劇『デメートリオ』〜Cleonice "Nacqui agli affani in seno（パビア版）
11. 歌劇『アルミーダ』〜Il caro mio bene
12. 歌劇『ロムロとエルシリア』〜Deh in vita ti serba
13. 歌劇『オリンピアの祭典』〜Misero me, che veggo!... Intese tutto Aristea?... Se cerca se dice

　フィリップ・ジャルスキー（カウンターテナー：03,06,08,13）
　エメーケ・バラート（ソプラノ：02,13）
　ソフィー・ハルムセン（メゾ・ソプラノ：04,09）
　クリスティアン・アダム（テノール：05,12）
　ジュリア・セメンツァート（ソプラノ：07）
　シモナ・シャトゥロヴァー（ソプラノ：10）
　フィリッポ・ミネッチャ（カウンターテナー：13）
　フアン・サンチョ（テノール：13）
　ベンノ・シャハトナー（カウンターテナー：13）
　コレギウム1704（ピリオド楽器アンサンブル）
　ヴァーツラフ・ルクス（指揮）

　録音：
　2019年4月29日〜5月3日　プラハ、聖アニー教会
　2019年8月29-31日　イタリア、コモ、テアトロ・ソシアーレ