Blu-spec CD 2

交響曲第5番 デイヴィッド・ジンマン&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC30340
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
Blu-spec CD 2

商品説明

マーラー:交響曲第5番
デイヴィッド・ジンマン&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団


デイヴィッド・ジンマンとチューリッヒ・トーンハレが成し遂げたマーラー全曲録音の1枚。長年マーラーの自筆譜を研究し、ロッテルダムやボルティモアでマーラーの全曲演奏を敢行してきたジンマンの自信と、トーンハレのマーラー演奏の伝統とが有機的に結びついた、まさに21世紀のマーラー像がここにあります。ヴァイオリンを対向配置とし、スコアに書き込まれた作曲者の細密な指示を客観的に遵守することで、マーラーが思い描いていた音像を精緻に構築。全集版の最新の校訂成果を反映し、第3楽章ではオブリガード・ホルンのパートを独奏者的な扱いにして、指揮者の脇に立たせて演奏・録音して大きな話題となりました。
 シリーズ初登場アーティスト、シリーズ初登場タイトルです。(メーカー資料より)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調


 ミーシャ・グロイエル(ホルン・ソロ:第3楽章)
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 デイヴィッド・ジンマン(指揮)

 録音時期:2007年4月17-19日
 録音場所:チューリッヒ、トーンハレ
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)

 使用楽譜:クビーク校訂 全集版(ペータース版)

【ベスト・クラシック100】
2大クラシック・レーベル、ソニー・クラシカルとRCAレッド・シールの歴史的名盤から最新の話題盤まで網羅し、クラシック演奏史を綺羅星のごとく彩ってきた大スターたちの最高のパフォーマンスが収められた100枚です。オリジナル・マスターからのDSDマスタリングもしくは24ビット・マスタリング(一部除く)、音匠仕様レーベルコート採用、高品質CD「Blu-spec CD2」としてリリースいたします。(メーカー資料より)

内容詳細

ジンマンとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団がなし遂げたマーラー全曲録音からの一枚。精密な自筆譜の読み、楽器の配置のこだわり、細部への彫琢と全体像の堅固な構築など、マーラーの思い描いた音像を見事に再現している。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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マーラーの交響曲というと、例えばバーンスタインやテン...

投稿日:2011/11/08 (火)

マーラーの交響曲というと、例えばバーンスタインやテンシュテットのように、とかく感情移入の濃厚な演奏が持て囃される傾向にある。第5番に関しても、殊にテンシュテットの1988年ライヴ盤など、まさに全身全霊の熱演であり、個人的にも極めて高く評価してきた。テンシュテット自身の闘病生活も相俟って、苦悩から歓喜への一大ドラマを形成し、特に終楽章の盛り上がりなど涙なしには聴けない仕上がりであった。だが、この曲の構成を改めて調べると、どうも“苦悩から歓喜へ”という路線とは掛け離れているように感じるのである。確かに、短調に始まり長調に終わるから、一見すると暗→明である。が、嬰ハ短調で始まるならば終楽章は変ニ長調になるところを、何故かニ長調という遠隔調へと飛んでいる。しかも間には長大なスケルツォが挿入されており、ベクトルを捩曲げてしまっている。終楽章など、《子供の不思議な角笛》の《高遠なる知性のお褒めの言葉》(カッコウとナイチンゲールが歌比べをするが、愚かなロバはカッコウの下手な歌に軍配を挙げるという筋書きの曲)の引用と、深遠なるアダージェットのパロディによって成り立っているのである。これらから、実は徹頭徹尾アイロニカルな曲であることがお分かり頂けるだろう。そう、魂を揺さ振られるような感動など、始めから求めてはいけなかったのだ。今まで正当な解釈と目されていたバーンスタイン路線が、如何に作品の本意と掛け離れてしまっているか理解されよう。ジンマンはバーンスタインの解釈を「主観的であり、私の解釈と根本的に異なる」と述べている。私情を排した解釈に賛否両論あるだろうし、現に自分自身も当初は理解できずにいた。しかし本当は、下手にドラマを構築するより、客観的に作品構造を分析した上で、各パートを過不足なく鳴らすほうが、遥かに面白いのだ。すっきり見通しが良くなったお陰で、モチーフの提示や展開の妙や管弦楽法の巧さが手に取るように分かる。こんなマーラーが、かつてあっただろうか?

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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本来、個人的な嗜好としてバーンスタインな...

投稿日:2011/08/30 (火)

本来、個人的な嗜好としてバーンスタインなどのアクの強い演奏が好きなので、あまり期待しないで聞いたものの2番同様、いい意味で期待を裏切る良い演奏(録音も!)。 同時にMTT&SFSOも聞いて、こちらに軍配。 ジンマンもやはり客観的な演奏(実演でも)ながらコクがあり、一音一音にエネルギーがあるように感じる。アダージェットはサラっとしすぎた感はあるものの1、5楽章は充実感高い。2回、3回と思わず聞いてしまうSACD。

まめ さん | 東京都 | 不明

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この第五シンフォニーはどうなんだろうか。...

投稿日:2011/05/24 (火)

この第五シンフォニーはどうなんだろうか。所謂第四ヴェニス楽章は何処のオケあるいは誰の指揮であろうとも同じように聴けるけれども…最終楽章の盛り上がり、特に弦バスの厚み等はこのタッグチームでは薄いように思う、この曲独特の爽快感を持ったラストでもないし、ドイツ文化圏のオケだけに残念。比べる意味はないだろうがコンセルトヘボウ・ヤンソンスの方に分があるのでは。むしろトーンハレ・ジンマンは第七シンフォニーの方が面白い気がする。

翔鶴 さん | 山口県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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