大注目の現代作曲家マントヴァーニの近作集
フランスの新進気鋭の現代作曲家ブルーノ・マントヴァーニ。パリ国立高等音楽・舞踏学校にて作曲、音楽史、管弦楽法、アナリーゼ、音楽美学を学び、その後IRCAMで作曲及びコンピューター・ミュージックを学んでいます。彼の作品はコンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、カーネギー・ホールなど世界的なコンサートホールで取り上げており、ピエール・ブーレーズ、リッカルド・シャイーなど著名な指揮者やアントワーヌ・タムスティ、タベア・ツィンマーマンなど豪華なソリストたちによって演奏されています。また指揮者としても活動しており、アクサンチュスやアンテルコンタンポランなどの現代アンサンブルと共演しています。そして2010年には36歳の若さでパリ国立高等音楽・舞踏学校長に就任しています。
このアルバムでは、2006年から2009年に作曲された作品を収録しています。トリオのための『シューベルトの名による8つの楽興の時』は2008年ルネ・マルタンが主宰する音楽祭からの委嘱作品。チェロとピアノによる『パウル・クレーの名による5つの小品』は、ベルンのパウル・クレー・センターを訪れた際に、クレーの作品に触発されこの作品を作曲したとのこと。ジャケット写真には、四角形の集合体で描かれたクレーの特徴的な作品「花ひらいて」が使われています。
演奏はハルモニア・ムンディ・フランスで数多く録音している名トリオ、トリオ・ワンダラーと、豊かな響きと美しい音色が魅力のフランスのピアニスト、クレール・デゼール。フランスの若き天才作曲家の作品を鮮やかに、かつ巧妙に描いています。(キングインターナショナル)
【収録情報】
マントヴァーニ:
・シューベルトの名による8つの楽興の時 (2008) (ヴァイオリン、チェロとピアノ)
・パウル・クレーの名による5つの小品 (2007) (チェロとピアノ)
・ソナーレ (2006) (ピアノ)
・一声で (2007) (ヴァイオリンとチェロ)
・アッルンガレーセ (2009) (ヴァイオリンとピアノ)
クレール・デゼール(ピアノ)
トリオ・ワンダラー
録音時期:2011年6月
録音方式:ステレオ(デジタル)