郷愁〜マルティナイティーテ作品集
ニューヨークを拠点に活躍するリトアニアの女性作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。どれも2013年以降に作曲された直近のもので、細部まで練り上げられたオーケストラの質感豊かな響きを特長としています。
最新の作品『Saudade(郷愁)』は彼女自身の過去を辿り、失われた悲しみと憧れを象徴的に音にしています。『Millefleur(千花模様)』は音響による快楽の探求を表現した作品。さまざまな音が層を成し、聴き手の耳を刺激します。2013年の『Horizons(地平線)』は映画『クラウド・アトラス』と『めぐりあう時間たち』、そしてイタロ・カルヴィーノの小説「冬の夜ひとりの旅人が」にインスパイアされた作品。さまざまなストーリーが交錯しながらクライマックスへと到達します。『Chiaroscuro Trilogy(キアロスクーロ三部作)』はピアノが縦横無尽に活躍する華麗な作品。ここで素晴らしい演奏を披露しているガブリエウス・アレクナは2005年「ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール」で2位を獲得したピアニストです。(輸入元情報)
【収録情報】
マルティナイティーテ:
1. 郷愁 (2019)
2. 千花模様 (2018)
3. 地平線 (2013)
4. キアロスクーロ三部作 (2017)〜ピアノと弦楽オーケストラのために(トンネル/流星/光の闇)
ガブリエリウス・アレクナ(ピアノ:4)
リトアニア国立交響楽団(1-3)
リトアニア室内管弦楽団(4)
ギエドレ・シュレキーテ(指揮)
録音時期:2020年7月28-30日
録音場所:The Grand Hall of the Lithuanian National Philharmonic Society, Vilnius
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)