マリピエロ、ジャン・フランチェスコ(1882-1973)

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CD 輸入盤

マリピエロ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲 ドメニコ・ノルディオ、チェッケリーニ&ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団

マリピエロ、ジャン・フランチェスコ(1882-1973)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
19075865302
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ドメニコ・ノルディオ/マリピエロ、ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリニストのドメニコ・ノルディオは、16歳でヴィオッティ国際コンクール優勝。ロン=ティボー国際コンクール、フランチェスカッティ国際コンクールなどで優勝以来、特にイタリアの後期ロマン派から20世紀音楽のスペシャリストとして世界的に知られています。このソニー・クラシカルへのイタリアの近現代ヴァイオリン協奏曲集シリーズ3枚目のアルバムは、マリピエロとブゾーニの作品を収録。
 モンテヴェルディやヴィヴァルディの作品全集の校訂で知られるジャン・フランチェスコ・マリピエロは、古いイタリアの音楽を筆写することによってその音楽的感性を発揮させました。同年輩のカゼッラとともに20世紀におけるイタリア古楽の復興に尽くしつつ、自身の作品はフランス印象主義音楽、とりわけドビュッシーの影響を受けており、自由な形式と非伝統的な楽章構成、斬新な和声法と線的な対位法を用いた作風で知られています。ヴァイオリン協奏曲第1番は1932年に書かれ、1933年3月にヴァイオリニストのヴィオラ・ミッチェルとピエール・モントゥー指揮によって初演。そしてヴァイオリン協奏曲第2番はマリピエロ晩年の1965年に書かれ、フェニーチェ劇場で初演されました。彼の協奏曲の作風は古典派からのものと同様、ヴァイオリンとオーケストラの対話によるものであり、メロディはややショスタコーヴィチやプロコフィエフ風でもあり、それが複雑化してもロマン主義から決して離れることはない様式となっています。
 イタリア出身でドイツを中心に活躍したフェルッチョ・ブゾーニ[1866-1924]。このヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲にインスパイアされ作曲されたといわれています。ブゾーニは、ベートーヴェンとブラームスの2つの偉大なヴァイオリン協奏曲のカデンツァも書いており、ベートーヴェンやブラームスと同じニ長調という調性によっています。この曲はヨアヒムの弟子であったヘンリ・ペトリのために書かれた曲で、ピアノのヴィルトゥオジティをヴァイオリンで行うような高度な技巧が要されるものです。初演以後はシゲティやアドルフ・ブッシュが愛奏しましたがレパートリーとしてのものではなかったようです。近年、再評価され、新たなる光が当てられています。(輸入元情報)

【収録情報】
● マリピエロ:ヴァイオリン協奏曲第1番
● マリピエロ:ヴァイオリン協奏曲第2番
● ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35a


 ドメニコ・ノルディオ(ヴァイオリン)
 ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
 ティト・チェッケリーニ(指揮)

 録音時期:2016年3月8-10日
 録音場所:ミラノ、Auditorium Fondazione Cariplo
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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血の郷愁があったブゾーニはイタリアの郷土...

投稿日:2018/10/02 (火)

血の郷愁があったブゾーニはイタリアの郷土色を宿しながらもドイツ音楽への憧れに満ちている その錯綜した心理矛盾からある意味時代を超えたとも見える 後期ロマン派時代を生きながら過去と未来へ飛んでいたとも言える作風だ ノルディオの歌うヴァイオリンに相応しい一曲だろう そしてマリピエロの二曲 録音の少ない音楽であれば有難い 20世紀アヴァンギャルドの風は鳴りを潜め 擬古典あるいは印象派の風情が30年を隔てる創作時期の違いを埋めている 瞑想し思索する音楽は抒情詩でもある イタリア人によるイタリア音楽演奏なのでカンタービレに寄りすぎた感もあるが これも一つの美だろう 美しいことは請け合う あなたも如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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