CD 輸入盤

弦楽四重奏曲 イザイ四重奏団

マニャール(1865-1914)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AECD0426
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ドイツ兵と戦い焼き殺された悲運の作曲家
マニャールの弦楽四重奏曲にイザイ四重奏団が挑む!

ヨーロッパを中心に世界中から高い評価を得る人気カルテット、イザイ四重奏団による注目作。マニャールとフォーレの弦楽四重奏曲が収録されていますが、ここではなんといってもマニャールのカルテットが注目です。
 アルベリック・マニャール(1865-1914)といえば、近代フランス音楽にドイツ後期ロマン派の語法を取り入れた独特の作風で寡作ながらコアなファンのいることでも知られる存在。裕福な家庭に育ったマニャールは、法律学校を出て学位を取得しますが、その後、パリ音楽院に入学してデュボアに和声を、マスネに作曲を学び、卒業後は、ヴァンサン・ダンディに4年間作曲を師事します。父の道を継ぐことを好まず、作曲家の道を選んだ直接のきっかけは、バイロイトでワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』を聴いたことだったとも伝えられています。
 やがて、1896年にはスコラ・カントルムの対位法の教授に就任しますが、生活の中心は自宅での作曲活動であり、自費で自作のコンサートを開いたり、作品の出版などもおこないますが、ごく一部の人々を除いて批評家・聴衆共に理解を得られませんでした。
 幻滅を感じたマニャールは、別荘にこもって作曲し、外界との接触を少なくして芸術至上主義的傾向をいっそう強めていきますが、そんな中、第一次世界大戦勃発の年に、別荘に侵入してきたドイツ兵と勇敢に交戦し、二人の兵を射殺するものの、残りの兵によって屋敷に火を放たれ、数々の作品と共に焼き殺されてしまうのです。
 悲劇的というほかない最期を遂げたマニャールですが、残された作品はどれも見事なもので、ときに印象主義を思わせるフランス的な響きと、表現力豊かな旋律、それにドイツ的な形式美が備わるという稀有な美質を湛えたその世界は、マニャールならではの素晴らしさ。
 当アルバムに収められた弦楽四重奏曲は、残されたマニャールの少ない作品の中でも特に重要度の高いもので、1902年から1904年にかけて作曲されています。エネルギッシュでありながら、痛切な心の叫びにも満ちたロマンティシズムの滴る名曲であり、これはフランス近代音楽ファンにも、後期ドイツロマン派ファンにも受ける作品といえるのではないでしょうか。
 難曲シューマンのカルテットも大アタリだったイザイ四重奏団による渾身の演奏。もちろんフォーレも素敵な仕上がりです。

・マニャール:弦楽四重奏曲 Op.16
・フォーレ:弦楽四重奏曲 Op.121

イザイ四重奏団

収録曲   

  • 01. Quartet for Strings in E minor, Op. 16
  • 02. Quartet for Strings in E minor, Op. 16
  • 03. Quartet for Strings in E minor, Op. 16
  • 04. Quartet for Strings in E minor, Op. 16
  • 05. Quartet for Strings in E minor, Op. 121
  • 06. Quartet for Strings in E minor, Op. 121
  • 07. Quartet for Strings in E minor, Op. 121

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マニャール(1865-1914)

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