マデルナ:衛星のためのセレナータ、ヴェネツィアン・ジャーナル
イタリアの作曲家・指揮者ブルーノ・マデルナの没後50年を記念した作品集。1950年代の音楽界で全盛を誇っていたセリエリズムやテープ音楽、また多様式主義などを採り入れ、さまざまな音楽を書き上げました。
このアルバムに収録されているのは、ヴェーベルンを思わせる『セレナータ第2番』や、無伴奏ヴァイオリンが朗々と旋律を歌い上げる『献呈』など、比較的旋律に重要な役割が持たされている作品です。また社会と人間を風刺した『ヴェネツィアン・ジャーナル』はテープも使用したマデルナらしい実験的な作品といえるでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
マデルナ:
1. セレナータ第2番(1957)〜11楽器のために
2. 甘い夢(1961)〜フルートとピアノのために
3. ローターのためのアウロディア(1965)〜オーボエ・ダ・モーレのために
4. 衛星のためのセレナータ(1969)〜さまざまなアンサンブルのために
5. 献呈(1967)〜独奏ヴァイオリンのために
6. ヴェネツィアン・ジャーナル(1972)〜テノール、オーケストラ、テープのために(詩:ジョン・ボスウェル)
アルド・カンパニャーリ(ヴァイオリン)
ジョルジア・カルダレッリ(ヴァイオリン)
ルイザ・クリンガ(フルート、ピッコロ)
ロレンツォ・ルチアーニ(オーボエ)
アレッサンドラ・ジェンティーレ(ピアノ)
ジャンルカ・ボッキーノ(テノール)
ブルーノ・マデルナ・アンサンブル
ガブリエーレ・ボノリス(指揮)
録音時期:2003年2月3,4日
録音場所:イタリア、Conservatorio Giovanni Battista Pergolesi, Fermo
録音方式:ステレオ(デジタル)