ウェン＝シン・ヤン／ポッパー：チェロ協奏曲集
プラハで生まれたユダヤ系の作曲家ダーヴィト・ポッパーは、現在いくつかのチェロの曲を作った人として知られています。最も有名なのは『ハンガリー狂詩曲』でしょうか。ハンガリーの民謡を取り入れた感動的な作品は、チェロの超絶技巧を楽しむとともに、いかにも「ハンガリー」らしい哀愁と情熱に満ち溢れたショーピースとして広く愛好されています。
しかし、彼の本領とも言えるチェロ協奏曲は、第２番が比較的有名であるほかは、ほとんど耳にする機会がないものです。縦横無尽に技巧を凝らし、ユダヤ民謡に由来する親しみやすいメロディがたっぷりのこれらの作品は、チェロ好きならずとも一度は聴く価値のあるものです。ハンス・フォン・ビューローの時代、ウィーン宮廷歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者を務めていたポッパーの協奏曲を、名手ウェン＝シン・ヤンの演奏でお楽しみください。（cpo）
【収録情報】
ポッパー：
● チェロ協奏曲第1番ニ短調 Op.8
● チェロ協奏曲第2番ホ短調 Op.24
● チェロ協奏曲第3番ト長調 Op.59
ウェン＝シン・ヤン（チェロ）
ケルンWDR管弦楽団
ニクラス・ヴィレン（指揮）
録音時期：2011年11月19-22日
録音場所：ケルン、WDRフンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
プラチナ会員
ゴールド会員
ブロンズ会員
レギュラー会員
