20世紀のチェロの巨匠によるトランスクリプション全集!
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、「Paladino」のオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。教育者としても活動しつつ、ダーヴィト・ポッパーをはじめとするチェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパーの作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。
本アルバムでは、オーケストラ作品、歌曲、オラトリオ、オペラのアリア、ピアノ作品、室内楽作品まで、ポッパーによってチェロとピアノのために編曲された幅広いジャンルの作品を集成。初期バロックからポッパーと同時代のワーグナーやチャイコフスキーまで、ポッパーがあらゆる時代の音楽を好奇心をもって吸収してきたことを示しています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
● ワーグナー/ポッパー編:ロマンス
● ヨハン・スヴェンセン/ポッパー編:ロマンス Op.26
● イェネー・フバイ/ポッパー編:協奏的小品 Op.20
● ポッパー:音楽の真珠〜ポッパーがチェロとピアノのために編曲し、コンサートで演奏した名曲
第1番:君は安らぎ(シューベルト)
第2番:ニーナ(ペルゴレージ)
第3番:へ調のメロディー Op.3-1(ルビンシテイン)
第4番:夜想曲 第2番変ホ長調 Op.9-2(ショパン)
第5番:『子供の情景』より『トロイメライ』 Op15-7(シューマン)
第6番:無言歌 Op.2-3(チャイコフスキー)
第7番:Op.31より『つぶやくそよ風』(アドルフ・イェンゼン)
第8番:夜想曲 Op.8-1(ユージーン・ヤンボル)
第9番:悲歌 Op.40-2(チャイコフスキー)
第10番:夕べの歌 Op.85-12(シューマン)
第11番:アヴェ・マリア Op.52-4(シューベルト)
第12番:メヌエット・パストラーレ(カルロ・アントニオ・カンピオーニ)
Disc2
第13番:エア(パーセル)
第14番:カロ・ミオ・ベン(ジョルダーニ)
第15番:アヴェ・マリア(ケルビーニ)
第16番:舟歌 Op.37-6(チャイコフスキー)
第17番:松雪草 Op.37-4(チャイコフスキー)
第18番:秋の歌 Op.37-11(チャイコフスキー)
第19番:ラルゴ(ヘンデル)
第20番:サラバンド(ヘンデル)
第21番:管弦楽組曲 第3番ニ長調よりアリア(J.S.バッハ)
第22番:アルバムの綴り Op.124-16(シューマン)
第23番:知りたがる男 Op.25-6(シューベルト)
第24番:挨拶を贈ろう(シューベルト)
第25番:万霊節の連祷(シューベルト)
第26番:音楽に寄せて(シューベルト)
第27番:歌の翼に(メンデルスゾーン)
第28番:旅の歌 Op.19-6(メンデルスゾーン)
● シューベルト/ポッパー編:春の信仰 Op20-2
● シューベルト/ポッパー編:セレナード D.889
● ポッパー:チェロとピアノのための2つのトランスクリプション集 Op.46
歌劇『五月の夜』より『アルバムの綴り』(リムスキー=コルサコフ)
トロイメライ Op.15-7(シューマン)
マルティン・ルンメル(チェロ)
加藤麻理(ピアノ)
録音時期:2022年9月20,21日、2023年7月
録音場所:オーストリア、ケーファーマルクト、ヴァインベルク城
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)