ボエルマン、レオン(1862-1897)

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CD

交響曲ヘ長調、交響的変奏曲、4つの小品 パトリック・ダヴァン&ミュルーズ交響楽団、アンリ・ドマルケット(日本語解説付)

ボエルマン、レオン(1862-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NYCX10232
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


日本語解説付き
19世紀のオルガニストが残した、知られざる交響曲


フォーレやフランクの次の世代のオルガニスト兼作曲家としてフランスで活躍したレオン・ボエルマン。僅か35歳で結核に倒れた彼が残した作品はオルガンのためのものが多く、ほかには室内楽作品が若干知られる程度。ところが、少ないながら管弦楽のための作品を残しており、その中には演奏時間が30分を超える立派な交響曲もありました。今回その作品が初めてCDで登場します。
 この交響曲はサン=サーンスに捧げられており、19世紀末の作品ながら、まるで現代の映画音楽を先取りしたような響きも現れる隠れた傑作。構成的には当時の大交響曲に及ばない点もあるとはいえ、このような先進的な側面を持つ作品が1世紀以上埋もれていたのは驚きです。『交響的変奏曲』は当時活躍したチェリスト、ヨーゼフ・ザルモン(ジョセフ・サルモン)に捧げられた、ダイナミックで聴き応えのある作品。『4つの小品』は、もともとハルモニウムという小型のオルガンのために書かれた曲。フランクなども作品を残す当時流行していたこの楽器のために、ボエルマンはミサ典礼文などから宗教的な表題を付した100曲以上の小品を集めた『神秘の時』作品29、30を出版しました。同じ年、その中から4曲を選んで弦楽用に編曲したものがこちらの作品。民謡を思わせるような素朴で美しいメロディが印象的です。

【このリリースについて】
「Ricercar」レーベルの主宰者でもある音楽学者のジェローム・ルジュヌは、19〜20世紀に活躍したフランスのオルガニストによる交響作品を体系的に録音しようと、当時デュポンの管弦楽作品を録音したばかりの指揮者パトリック・ダヴァン[1962-2020]に持ちかけました。ダヴァンも丁度同じことを考えていたとこの企画に大いに賛同し、彼が芸術監督を務めていたミュルーズ交響楽団と共に、ボエルマンの作品のみによるアルバムを「Timpani」レーベルへ録音したことを告げました。ところがレーベルが活動を休止してしまいこのリリースは頓挫。そのまま時が経ってしまう中、2020年9月9日、ダヴァンは急死してしまいました。彼が熱く語ったこの録音への思いを忘れられないルジュヌの熱意により、今回レーベルを変えてのリリースが実現しています。(輸入元情報)

【収録情報】
ボエルマン:
1. 交響曲ヘ長調 Op.24(サン=サーンスに)
2. チェロと管弦楽のための交響的変奏曲 Op.23(ヨーゼフ・ザルモンに)
3. 弦楽のための4つの小品(『神秘の時』より)


 アンリ・ドマルケット(チェロ:2)
 ミュルーズ交響楽団
 パトリック・ダヴァン(指揮)

 録音時期:2018年1月
 録音場所:フランス、ミュルーズ、ラ・フィラチュール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(1,3)

 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)

内容詳細

ダヴァン指揮、ミュルーズ響による、ボエルマンの交響曲、交響的変奏曲などを収録。フランスのオルガン奏者としてフォーレやフランクの次の世代に活躍したボエルマンの音楽には、ドラマティックかつ先進的な顔が垣間見える。(CDジャーナル データベースより)

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