ベートーヴェン(1770-1827)

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【中古:盤質AB】 交響曲第3番『英雄』 ガリー・ベルティーニ&ケルン放送交響楽団

ベートーヴェン(1770-1827)

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AB
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基本情報

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ALT150
レーベル
International
フォーマット
CD
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輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ベルティーニ/ケルン放送響ライヴ・シリーズ
ベートーヴェン:『英雄』

「精度の高さと各楽器間のバランスは絶妙だ。細部まで磨き上げられたフレージングと音程の統一感は素晴らしい。それでいて恣意的な所は微塵も見られない。音楽にすべて自然に語らせている。作品全体が大きく深い呼吸を保ちつつ、一瞬たりとも緩むところがない。それでいて、温かさにあふれたこの演奏は、聞くものに大きな感銘を与える。」
コメント(井上喜惟:指揮者)

・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
 ケルン放送交響楽団
 ガリー・ベルティーニ(指揮)
 録音:1989年8月31日


連載 許光俊の言いたい放題 第142回から

 先頃のマーラーに続き、思いがけずガリ・ベルティーニとケルン放送響のライヴCD3点が登場した。いずれも1980年代終わり近くの演奏のうえ、アルトゥスだけに、音質も非常によい。これまでベルティーニの代表盤というと、入手のしやすさ、演奏水準の高さ、音質という観点からどうしてもEMIのマーラー全集を挙げるしかなかっただけに、貴重である。

 ベートーヴェンの「英雄」は、非常にきびきびした演奏。ベルティーニ独特の、短い指揮棒を精力的に動かす指揮姿を思い出させる。といっても、単にテンポが速くて軽快という単純なものではない。各楽器、特に管楽器のフレージングやバランスがきっちりと整えられている。音響の見通しのよさは驚くべきもので、各パートの動きが手に取るようにわかる。雄大で落ち着いた演奏を好む人向きではないが、この密度は並大抵ではない。ベルティーニは特にマーラーの緩徐楽章ではきわめてゆったりしたテンポを取り、じっくりと陶酔的に音楽を進めることもたびたびだった。そうしたイメージとはまさに正反対の動的な音楽だ。特に第1楽章終盤の熱気と高揚は多くの人を喜ばせるだろう。
 第2楽章も辛口で妙に情緒的になったりしない。それより、第3楽章が痛快でいい。この切れのよさは、カルロス・クライバーの第7番みたい。ズバッと終わらせておいてフィナーレで猛ダッシュするあたり、生できいたらさぞやドキドキできただろう。かっこいい。
 フィナーレでは、やはり第1楽章同様、透かし彫りのマイスターぶりを見せつける。各楽器が精密に絡み合う様子は、胸がすくような鮮やかさだ。音色やリズムのめまぐるしい乱舞。後述するブルックナーもだが、各楽器の音色のぶつかりあいは、どことなく20世紀音楽を連想させる。ウィーン風、あるいはドイツ風のまろやかなあるいはしっとりした音色の混じり合いというよりは、もっと鮮烈な色彩の衝突といった風なのだ。おそらくこれが演奏された20年前には奇異にすら聞こえたはずだが、さまざまな古楽演奏を知っている私たちの耳には大丈夫である。数え切れないほど「英雄」の録音は存在するが、フィナーレのもっともユニークな演奏のひとつと断言してかまわないはずだ。

(きょみつとし 音楽評論家、慶応大学教授) 



CDは国内プレスとなります。

収録曲   

  • 01. ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』

ユーザーレビュー

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大当たりの一枚。エロイカを聴いてうっとり...

投稿日:2008/06/03 (火)

大当たりの一枚。エロイカを聴いてうっとりしたことなんかなかった。もはや、癒し系。まず、美感が全編に充ち満ちていることに驚く。ベートーヴェンなのにちっとも男根主義的ではない。このしなやかな響きはベルティーニの美質によって導かれたのだろうが、それにしてもリズム感が良いからまったくもたれず快適なのがいい。強靱なアンサンブルは聴いてて単純に気持ちがいい。ベルティーニのマーラーを想像している人はいい意味で裏切られると思う。アキレス腱みたいに力強く微妙に伸縮する演奏。わずかにホールの残響を感じさせる録音も良好!

火へんに華 さん | 千葉 | 不明

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最上等のワインのような。最高です。

投稿日:2008/05/06 (火)

最上等のワインのような。最高です。

としちゃん さん | 宮城 | 不明

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トスカニーニを思わせる勢いと逞しさを備え...

投稿日:2008/04/27 (日)

トスカニーニを思わせる勢いと逞しさを備えた素晴らしいエロイカだ。

カバポチ さん | 横浜市 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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