ベルリオーズ(1803-1869)

人物・団体ページへ

SACD 輸入盤

【中古:盤質A】 レクィエム カンブルラン&南西ドイツ放送響(2SACD)

ベルリオーズ(1803-1869)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
なし
コメント
:
2SACD(HYBRID)+DVD/BOOKLET/DIGIPAK傷みあり
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
GC08034
レーベル
Europe
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ベルリオーズ:レクィエムに注目盤登場!
カンブルランによる優秀録音!


ベルリオーズのレクィエムは大オーケストラと大合唱を要する巨大作品。オーケストラの編成は破格で、ティンパニ16台、大太鼓、タム・タム、シンバル10対、さらに4群の別働隊(各4本のトランペットとトロンボーンから成る金管バンド)が加わるというなんとも凄まじいもの。  さらに、これら大音響が鳴り渡る第2曲「怒りの日」や、第6曲「ラクリモサ」から一転、アカペラによる第5曲「われをさがしもとめ」ではきわめて静謐な音楽という具合に、全10曲の内容は非常に起伏に富んでいます。
 「自作でただ一曲だけを残すことが許されるなら迷わずこれを残してもらうように」というほどベルリオーズ自身強く惚れ込んでいたと伝えらるこの作品は、もともとは「七月革命」による犠牲者の追悼式で演奏されるべくフランス政府から作曲を依頼されたものでしたが、土壇場になって式は音楽無しで執り行われることに決定、作曲料や演奏準備にかかった費用も一切支払われないという困った事態に陥ります。
 しかし、ベルリオーズはほどなくアルジェリア戦争でダンレモン将軍が戦死したという情報を入手、その追悼式典でレクィエムを演奏できるよう陸軍大臣に申し入れた結果、聖ルイ教会での初演が実現することとなったのです。

 ストラヴィンスキーやメシアン、ドビュッシーなどの魅力的な演奏でマニアに人気を博すフランスの指揮者シルヴァン・カンブルランは、劇的交響曲『ロメオとジュリエット』やオーケストラ伴奏つき歌曲集、序曲集といったアルバム、さらに『トロイアの人々』や『ファウストの劫罰』のDVDをつぎつぎと発表するベルリオーズのスペシャリストでもあります。カンブルランの紡ぐ、ときに鮮烈、ときに精妙な色彩感覚は、同じく極端ということでは引けを取らないベルリオーズの音楽と通じるところがあるのでしょう。
 今回の演奏の特徴は、巨大編成イコール必ずしも混濁音響ではないということを証明するかのような見事なもので、特に「怒りの日」と「ラクリモサ」での合唱の澄んだ響きと轟然と響き渡るオーケストラ・サウンドの対照には感銘深いものがありました。
 ベルリオーズのレクィエムは、作品の音響的性格の強烈さにも関わらず、優秀録音盤が意外に少ないのですが、今回のカンブルラン盤は、膨大なパーカッション・セクションのつくりだすサウンドを完璧に捉え切っています。そのアグレッシヴなまでの迫力には驚くばかりで、「トゥーバ・ミルム」には心底仰天させられますが、もちろんそうした大音響部分だけが良いのではありません。カンブルランの美質はむしろ通常の部分にこそ示されていると見るべきで、この作品が、死者のために書かれた美しいミサ曲であることを痛感させてくれます。
 その美しいコーラスを鍛え、仕上げたのは、チェリビダッケの信認も篤かった合唱指揮者ヨスハルト・ダウスです。

【収録情報】
・ベルリオーズ:レクィエムOp.5 [82:36]
 ポール・グローヴス(テノール)
 オイローパコールアカデミー(ヨスハルト・ダウス合唱指揮)
 SWR南西ドイツ放送交響楽団
 シルヴァン・カンブルラン(指揮)

 録音:2004年3月3&4月
 プロデューサー:ヘルムート・ハーヌシュ
 エンジニア:クラウス=ディーター・ヘッセ

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Berlioz: Requiem Op. 5: Requiem et Kyrie [11:29]
  • 02. Dies irae [04:55]
  • 03. Tuba mirum [06:28]
  • 04. Quid sum miser [03:09]
  • 05. Rex tremendae [06:02]
  • 06. Quaerens me [04:37]
  • 07. Lacrymosa [10:54]

ディスク   2

  • 01. Offertorium [07:22]
  • 02. Hostias [03:21]
  • 03. Sanctus [11:13]
  • 04. Agnus Dei [13:06]

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
オペラや声楽ものが得意、加えてSACD、...

投稿日:2011/06/19 (日)

オペラや声楽ものが得意、加えてSACD、買うしかないということで購入。見事期待に応えてくれました。ミュンシュやサー・デイヴィスのような熱さを求める方向きではないかもしれません。スケールの大きさが求められる、例えば「怒りの日」や「ラクリモ−ザ」はまるで地鳴りが響くほどであり、逆にベルリオーズらしい抒情性や静謐にも欠けていません。指揮、オケ、合唱、ソロと4拍子揃った名演はなかなかお目にかかれませんが、当盤は、それに録音の優秀さも加えた5拍子揃った名演と言っても過言ではないでしょう。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

1

関連するトピックス

音楽 に関連する商品情報

おすすめの商品