プラトン全集 5 饗宴・パイドロス

プラトン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000904155
ISBN 10 : 4000904159
フォーマット
出版社
発行年月
1980年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,314p

内容詳細

目次 : 饗宴/ パイドロス

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちさと さん

    第三者の報告を通して間接的に語られる、しかもその事実も又聞きというちょっと複雑な形式で描かれた飲み会談話「饗宴」。第1部で順番に主観的なエロースの賛美を演説していき、第2部で大本命ソクラテスの哲学的なエロース論が繰り広げられます。優しくしたたかに、アガトンを問答形式によって論破してしまう場面が印象的。ここで語られる「究極で理想の愛」というものは神秘的すぎてぽわんとしか理解できませんでしたが、こんなにもソクラテスを称賛する弟子のプラトンの情熱をひしと感じずにはいられません。これも愛の一形態。

  • えふのらん さん

    酒がはいっているせいか和気藹々としていて楽しかった。愛の語らいもパイドロスの定義をソクラテスが動的に再構成するという流れになっていて、初期対話篇のぎすぎすした雰囲気がない。(最期の方はソクラテスと愛人の惚気話になってるし……)。内容は生殖を伴わない少年愛、同性間の愛をより純化するための肉欲の拒絶、こういった純潔に拘った定義を少しだけ解体して、愛するもの、愛されるもの両人の双方向的なやりとりのなかに再確認していくというもの。

  • T.Y. さん

    恋(エロース)を主題とした二編。『饗宴』ではアガトンの宴に集った人々がそれぞれにエロースを称えるが、ソクラテスはそれを論駁し、「聞いた話だが」と仮託して神話の形で独自の説を語る。『パイロドス』では恋していない者にこそ身を委ねるべきだというリュシアスの論に対するが、論駁はあっさり目、その後の積極的な議論がメイン。女性への恋より少年愛に勝ちを認めるという当時の文脈が馴染みにくいところだが、自らが持たぬ美しきものに焦がれ、実在に向かうエロースのあり方は、知を愛し求めること=哲学のあり方を示す。

  • エジー@中小企業診断士 さん

    ソクラテスは書き物を残していない。なぜか。書かれたものは価値が少ない。書かれた言葉の中には、その主題が何であるにせよ、慰みの要素が含まれているから。物を知っている人々に想起の便をはかる役目を果たすだけだから。パイドロスは弁論術と恋の二つの主題があるように思えるが哲学的問答法ディアレクティケー、弁証法による哲学の重要性に統一される。弁論術レートリケーへの批判。魂プシューケーは一万年転生する。狂気や恋エロースには神的な面があり善であり美である。饗宴はプラトンのエロース論。

  • メルセ・ひすい さん

    蔵書 既読書

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

プラトン

427‐347B.C.。古代ギリシャを代表する哲学者。アテネの名門の家系に生まれる。師ソクラテスとの出会いとその刑死をきっかけに哲学の道に入り、40歳ころには学園「アカデメイア」を創設して、晩年まで研究・教育活動に従事した。ソクラテスを主人公とする「対話篇」作品を生涯にわたって書き続け、その数は30

プロフィール詳細へ

その他 に関連する商品情報

おすすめの商品