下町ロケット 2 ガウディ計画

池井戸潤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093864299
ISBN 10 : 4093864292
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
371p;19

内容詳細

直木賞受賞作に待望の続編登場!

その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。

日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。
遂に待望の続編登場!

【著者紹介】
池井戸潤 : 1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。1998年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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前作の下町ロケットを読んだ後に読むのが良...

投稿日:2021/04/11 (日)

前作の下町ロケットを読んだ後に読むのが良いと思います。前作と同じような勢いで、池井戸潤の世界観を体感できます。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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お仕事小説のワタシ的ベスト3に入れてる下町ロ...

投稿日:2018/05/17 (木)

お仕事小説のワタシ的ベスト3に入れてる下町ロケットの続編です。 今回の佃製作所は医療機器に挑みます。敵は大企業、お役所、元NASA研究者の社長、名門医学部学部長、見事なオールスターキャスト。 人の命を救う医療の世界。権威と欲望で動く敵達。佃製作所は正義と理想で挑んでいきます。次から次に邪魔が入り困難だらけだけど、仲間への信頼と佃品質のプライドの元にやるべき仕事を励みます。不眠不休だったり、いつ休んでんのかわからないくらいだから、相当なブラック企業っぷりなんだけどな。いーのか?!佃製作所!! 始終ドキドキハラハラしつつも、そこは池井戸潤ですからね、水戸黄門的に勧善懲悪です。最後はちゃんと佃製作所がもっていきます。良かった良かった! ただ、今回は、敵がすっ転んで、あれよあれよとめでたしめでたしになったから、すっきり感は1にはかないませんでした。

おかき さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    TVドラマの前に読むか迷っていましたが、図書館の予約が回って来たので、今の段階で読みました。前作に比べるとドラマを意識してか、勧善懲悪の傾向が強まって少し物語に深みがない気がします。そうは言っても、ドラマのイメージ・キャラクターで、気持ち良く一気読みしました。ガウディ計画は駄洒落から来ていたんですネ!【桜田社長⇒サクラダファミリア⇒ガウディ】

  • サム・ミイラ さん

    またもやしてやられました。こうなることは分かっていたのに。前半は嫌な奴等が跳梁跋扈。耐え難きを耐えて後半からは怒濤の一気読み!パターンも前作と同じなのにどうしてこうもうまく話を作れるのでしょう。やはり命をテーマにした作品だけに引き込む力も大きかったように思います。種子島の発射場と手術室の違いはあれどこの感動は同じもの。今回は下請けに足を掬われる大企業や医学会の権力争いがリアルで、悪い奴等も自分を取り戻すくだりは池井戸潤会心のヒットだと思います。佃社長!前回の失敗をしっかり活かしましたね。お見事でした(笑)

  • またおやぢ さん

    深遠の宇宙に挑んだ次は、人体の宇宙に挑戦する佃製作所の面々。「勧善懲悪」「判官贔屓」「一念通天」など、日本人が悦びそうなエピソードでガチガチに固められたストーリ展開は、著者の十八番とするところのマンネリズムの極致...ではあるが、妙にバチコンと心に刺さってしまうのは、心の奥底では「仲間と何かを成し遂げたい」という想いを、小生も持っているからに違いない。テレビドラマの後半として放送された話だが、内容は見事なまでに原作どおり...むしろ脚本先にありきだったのかしらん?と下衆の勘ぐりを働かせてしまうそんな一冊。

  • 抹茶モナカ さん

    ロケットから人体へ。佃製作所という中小企業の夢と戦いを描く。池井戸さんの作品の中では、群像劇的なのが珍しい。勧善懲悪なので、気分転換に良い。ただ、抜群の安定感だけど、胸に迫るものが少ない感じもなくはない。中里が佃製作所に戻らないのは、良かった。

  • 遥かなる想い さん

    阿部寛主演のドラマ化に伴い読了。 ロケットから人体へ.. 今回の舞台は医療界だけに、白い巨塔の イメージと重なり 面白かった。 それにしても池井戸潤の文体は読みやすい。 プロットも定番だが、一気に読ませる展開力で 安定さを感じる..佃品質 佃プライド..読むと 元気が出るお話だった。

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人物・団体紹介

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池井戸潤

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。’98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、’11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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