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交響曲第4番『ロマンティック』 カール・リヒター&ベルリン放送交響楽団(1977) 

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT068
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD

商品説明

アルトゥスついにベルリンまで乗り込み、SFB(自由ベルリン放送協会)と契約!海賊盤すら出ていなかった完全初出!
カール・リヒターのブルックナー『ロマンティック』(1977年ステレオ・ライヴ)
最高の音質で伝わるリヒター晩年の濃厚なロマンティシズム

 新境地を目指していた晩年のリヒターは、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュといったドイツの巨匠達を尊敬していると述べておりましたが、ここで聴けるブルックナー演奏は、そうした彼の言葉を裏付けるかのような濃厚なロマンティシズムとオルガニストとしてのパーソナリティが生かされた驚くべきものとなっています。

 たとえば第1楽章のコラール・ブロック(11:36〜)について、解説の金子建志氏は以下のように述べています。
「再現部を決定的に印象付けるこのコラールは、登山に譬えて言うなら、あたかも頂上に到達したかのように視界が晴れ、眼前に広大な下界のパノラマが広がったかのような印象を与える。別にキリスト教徒でなくとも、大自然=神という汎神論的な感動を受ける箇所と言えよう。普通は管のソロを自然描写的に、どちらかというと淡白に演奏させ、それを露払い的に扱って金管のコラールに頂点を持ってくるのだが、リヒターは終始、何らかの言葉的メッセージを担ったプロテスタントの合唱によるコラールのように演奏するのだ。」

 音質も申し分の無い重厚なステレオ録音で、リヒターの貴重なブルックナー演奏を心ゆくまで堪能することが可能です。


■ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

 演奏時間(実測値)
 第1楽章 22:19
 第2楽章 16:02
 第3楽章 11:43
 第4楽章 21:59
 合計 72:03

カール・リヒター(指)ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)

録音:1977年11月7日ベルリン・ゼンデザール
録音提供:SFB(自由ベルリン放送協会)


CDは国内プレスとなります。

収録曲   

ブルックナー / 交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

  • 01. 第1楽章:「動きをもって、遠すぎず」
  • 02. 第2楽章:アンダンテ・クアジ・アレグレット
  • 03. 第3楽章:スケルツォ:「動きをもって」- トリオ:「速すぎず、決して重くならず」
  • 04. 第4楽章:フィナーレ:「動きをもって、しかし速すぎず」

総合評価

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みなさま、ものすごい高評価。私としては、...

投稿日:2012/03/25 (日)

みなさま、ものすごい高評価。私としては、「これはいかんなあ」と言うほかなし。遅いテンポをしっかりと埋めるだけの中味がなく、オケもなんだかもてあましていませんかねえ(それは特に第1楽章)。また、リヒターさんは管弦楽と合唱をいつも振っていましたから、大編成には習熟していたと思うのですけれど、オケの乱れ、そこかしこにあります。特に、ソロなどが「入り」が遅れる個所が目立ち、指示が明瞭でなかったのかな。意思疎通も必ずしもうまくいっていないのじゃないかな。少なくとも、このディスクの演奏は、私はいい評価をする気にはならないなあ。もとより、あのリヒターがブルックナーでどういう演奏をするかという興味から聴きましたので、いろいろ思うところはあり有意義ではありましたけれど。とくにヨーロッパにおける実演での演奏家たちの姿、極東にいる我々は知らなかったことが多すぎるのかもなあ。いろいろなライヴ盤が出るたびに、驚くばかりですものねえ。そういう観点からは、まことに興味深かったディスクでした。お許しを。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人により感じ方は様々だが、私は大自然とい...

投稿日:2008/08/14 (木)

人により感じ方は様々だが、私は大自然というよりはとても人間臭い演奏に感じた。人間臭いと言っても人工的という意味ではない。リヒターという音楽家がやりたかったブルックナーを満を持して思いっきり素直にぶつけたという感じ。音楽家の感性を色濃く感じる。これからも折に触れ繰り返し聞くであろう素晴らしい演奏です。

moto さん | 蘇州 | 不明

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この演奏を聞いて、とてもオルガン的な響き...

投稿日:2004/05/23 (日)

この演奏を聞いて、とてもオルガン的な響きがしているとの印象。稀代のオルガン奏者であるリヒターにとっては、必然的な演奏といえるでしょうが、ブルックナーの体臭ととても良くマッチしていると思います。彼の演奏で、9番とか聞きたかったな。どこかで振っていなかったのかな?

四十路男 さん | 大和市 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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