SACD

ブルックナー:交響曲第9番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 大植英次&大阪フィル、伊藤恵(2SACD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9417
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド

商品説明

朝比奈隆 生誕100年記念ライヴ!(2SACD)
大植英次&大阪フィル、伊藤恵

1908年7月9日、東京牛込で生を得た朝比奈隆。この巨人の偉業を称えるべく<100歳の誕生日>に開催された記念コンサートのライヴ録音の登場です。
 演奏は朝比奈が創設し、半世紀以上に渡りその薫陶を受けた大阪フィル。指揮は、後任として新たな黄金期を大阪フィルと迎える現音楽監督の大植英次。そして1986年の欧州公演以来、朝比奈=大フィルと数多くの名演を残す伊藤恵のピアノ独奏。まさにセレブレイティブな顔ぶれです。
 朝比奈といえば、何と言っても真っ先に思い浮かべるのはベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの演奏であり、モーツァルトはややそのイメージから離れた存在です。たしかに交響曲は限られた作品のみを演奏していました。しかし、ピアノ協奏曲は数多くのピアニストと共演しており、1955年にはモーツァル生誕200年を記念してその全曲演奏会をおこなっています。
 コンサートは<隠れ朝比奈レパートリー>で開幕。朝比奈と伊藤のモーツァルト共演は、ハ短調K.491だけでしたが、今回は大植の提案でK.488を演奏しています。シューマン全集CDを完成し、円熟への過程を歩む伊藤のピアノは色彩感に溢れ、幸福なモーツァルトを奏でています。
 そして後半は、いよいよ朝比奈芸術の神髄 ブルックナーに大植が挑みます。
 ところで、朝比奈は93年の生涯で約200回ブルックナーを演奏しました。1954年における初めての演奏、そして亡くなる3ヶ月前の最後の大阪公演、ともに「第9番」を指揮しています。
 大植はこれまで大阪フィルと2004年に第8番、2006年に第7番とブルックナー演奏を重ねています。彼は朝比奈の書き込みが残るパート譜を使用し、重厚な<朝比奈サウンド>を継承しつつ、さらにアンサンブルを磨いてきました。今回の演奏会で、大植は譜面台に朝比奈の肖像写真をおき<ブルックナーを知り尽くしている>オーケストラとともに「特別な交響曲」へ歩を進めます。D音の集積で開始される森厳の世界から諦念の回想の如く終結する1時間・・・そして長い沈黙を経ての圧倒的な賞賛の拍手に、大植/大フィル5年間の輝かしい道程を感じずにはいられません。
 朝比奈生誕100年を祝すとともに、大植=大阪フィルの洋々たる未来を提示する記念盤です。(フォンテック)

・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 伊藤恵(ピアノ)
 大阪フィルハーモニー交響楽団
 大植英次(指揮)

 録音:2008年7月9日、大阪、ザ・シンフォニーホール(ライヴ、デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

内容詳細

朝比奈隆の生誕100年を記念するコンサートのライヴ。ほんとに優しく情のこもった伊藤恵のピアノ。そしてブルックナーの交響曲第9番。アダージョの感動的な音楽にじっと聴き入る聴衆。オケと聴衆が亡き巨匠への深い想いを共有した瞬間だったに違いない。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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確かに大植さんによって大阪フィルはかつて...

投稿日:2014/04/29 (火)

確かに大植さんによって大阪フィルはかつてと違うオーケストラになりました。ディスクの上でその成果、いくつも現れております。但し、ブラームスやブルックナーとなると、今度は大植さん自身がその器量を試されているような感じになり、やや微妙なところもあります。このブルックナーも大きな流れの中での高揚感が今一つ足りないような印象であります。感銘度はやや薄いといふところです。モーツァルトは、むしろゆったりと大きく、ブルックナーよりも大きな世界を想念として描いている感じ。なんだか不思議な出来栄えのアルバムでした。録音は優秀。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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大フィルは確実に大植氏の下でそのサウンド...

投稿日:2009/02/20 (金)

大フィルは確実に大植氏の下でそのサウンドを変えつつありあの重々しい朝比奈サウンドから先の伝統を踏襲しつつ軽みと柔軟さが加わり現代的な演奏に要を移して行っています。私の地元なので時々聴く機会もありベートーベン交響曲演奏等でこの様に感じていました。本盤モーツアルトP協奏曲は第2楽章をかなりスローにたっぷり演奏し伊藤のピアノの映えが味わえます。片やブルックナーは運び自体は円滑なのですがこれ迄の私の年代感覚からすれば先のサウンドが逆効果の様に思えたりするのは私の時代遅れかも?大植さん素晴らしく頑張っています。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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