ブルク:管弦楽作品集 第5集
1937年ウクライナに生まれ、1974年からフィンランドに居住するフリードリヒ・ブルクの管弦楽作品集の第5集。このアルバムには画家からインスパイアされた2つの作品が収録されています。
2014年に作曲された交響曲第13番はウクライナにおける抽象絵画の先駆的存在カジミール・マレーヴィチの生涯と作品から触発されており、第1楽章は画家の自画像(1908年作)から受けた印象、第2楽章はマレーヴィチの代表作のひとつ「黒い台形と赤い正方形」のイメージを2つの主題によるスケルツォで表現しています。「革命」と題された第3楽章は、1917年に起きたロシア革命下でのマレーヴィチの人生や恐怖政治を描いたとされるプロコフィエフ風の音楽。
交響曲第14番はムンクの「叫び」に触発された単一楽章の交響曲。ブルクは2015年にヘルシンキでこの絵が展示された際に鑑賞し、強い印象を受けたといいます。そして絵から受けた印象をもとにこの作品を書き上げました。(輸入元情報)
【収録情報】
ブルク:
1. 交響曲第13番『画家カジミール・マレーヴィチ、1878-1935』(2014)
I. Kazimir
II. The Two Squares, Black and Red
III. The Revolution
2. 交響曲第14番『叫び』
リトアニア国立交響楽団
イマンツ・レスニス(指揮)
録音時期:2014年6月(1)、2015年6月(2)
録音場所:リトアニア、ヴィリニュス、Congress Hall
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
全て世界初録音