CD 輸入盤

交響曲全集 ギュンター・ヴァント&北ドイツ放送交響楽団(3CD)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
09026633482
組み枚数
:
3
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ブラームス:交響曲全集(3CD)
ヴァント&北ドイツ放送響


1996&97年デジタル録音。ライヴならではのマッシヴな力感、テンションの高さが、細部まできっちり描きこまれた音楽に独特の高揚感を与えた素晴らしい演奏。全曲ムラのない見事なできばえですが、中でも第4番は特に聴き応えのある内容となっています。

ブラームス:交響曲全集
CD-1
・交響曲第1番ハ短調 op.68
CD-2
・交響曲第2番ニ長調 op.73
・交響曲第3番ヘ長調 op.90
CD-4
・交響曲第4番ホ短調 op.98
 北ドイツ放送交響楽団
 ギュンター・ヴァント(指揮)

ギュンター・ヴァント〜老境に入ってからの神のような進歩の跡
特別寄稿:宇野功芳(音楽評論家)


ギュンター・ヴァントが神のように偉大な晩成への道を歩み出したのは、そんなに昔のことではない。彼がついに自己の芸術を完成させた最初のCDは、九三年に同じオケを振った八番であり、翌年のモーツァルト「第四〇番」とチャイコフスキーの五番のカップリングが評価を不動のものにした。九三年といえばヴァントはすでに八十一歳、なんとおどろくべき晩成ぶりではあるまいか!
 その後の彼のCDは出るものすべてが最高クラスの逸品であった。ブルックナーでは五番、六番、ブラームスでは一番、二番、三番。そこに漂う凜とした風格の高さは往年の巨匠たちに比べても遜色がなかった。
 ヴァントの急病のため、コンサートが延期され、一曲だけ欠けていたブラームスの四番が、今回リリースされるが、まさに全集の悼尾を飾るに相応しい名演となった。
 第一楽章からぎっしりと内容のつまった表現で、原稿用紙が何枚あっても足りない感じだ。といっても指揮者の彫琢の鑿の跡は著しく完成度が高く、目に立つようなことは一切していない。基本のテンポは速く、冒頭など、むしろぶっきら棒といってもよいが、始まってわずか数小節の間にニュアンスが味わい深く変化し、第二主題で局面ががらりと一変するなど、名人、老大家ならではの棒さばきが頻出する。
 第一楽章全体を通じての楽器のバランスの良さは驚異だ。何が驚異かといえば、単にバランスを整えるというようなきれいごとの作業ではなく、いろいろな楽器が加わったり離れたりするときの色合いの変化、意味の変化が最も深く追究されているからで、その点では過去のすべての演奏を上まわるかも知れない。しかも迫力は男性的で雄々しく、聴く者の襟を正させるような立派さがすべてのひびきに漲っているのである。
 第二楽章も圧巻。同じように鳴っているようでも他の指揮者とは内容の次元が異なり、ブラームスのオーケストレイションを聴く悦びが伝わってくる。そのこくのある味わいは微妙に変化し、深みを増し、今まで耳にしたどのCDよりも訴えかけるものが強く、ブラームスの音楽の意味が手に取るように理解できる。これは本当におどろくべきことであり、ヴァントが達した境地がいかに高いかを如実に伝えるものといえよう。
 彼はこのブラームスの四番につづき、ベルリン・フィルを振った第三弾として、ブルックナーの「ロマンティック」をレコーディングしたが、これも極上の出来なので一言書いておきたい。
 ブルックナーの交響曲中、唯一つ後期ロマン派の要素が強いこの作品は、通常のブルックナー・スタイルでアプローチすると味のうすいものになりがちなのだが、ヴァントはそのむずかしさをついに乗り超えた。彼の以前のディスクに比べると、その感銘の深さは到底同一人物とは思えない。それにしても、ベルリン・フィルは今でもこんなに充実し切った、深く渋い音が出せるのだ!

収録曲   

ディスク   1

  • 01. ブラームス:交響曲第1番 第1楽章
  • 02. 第2楽章
  • 03. 第3楽章
  • 04. 第4楽章

ディスク   2

  • 01. 交響曲第2番 第1楽章
  • 02. 第2楽章
  • 03. 第3楽章
  • 04. 第4楽章
  • 05. 交響曲第3番 第1楽章
  • 06. 第2楽章
  • 07. 第3楽章
  • 08. 第4楽章

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総合評価

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ヴァントには否定的(特に皆様がかつて絶賛...

投稿日:2020/03/26 (木)

ヴァントには否定的(特に皆様がかつて絶賛したブルックナー)な小生もこのブラームスは良かったと思います。 鋭角的で前のめりになるような力強い演奏でした。またライブにもかかわらず、マストーンが美しい名録音がそれを見事に支えていました。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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本盤交響曲全集はもう販売していないとの事...

投稿日:2011/07/18 (月)

本盤交響曲全集はもう販売していないとの事ですが以前2008/11にレビューをメモし、又第1番、第3番についてはカタログ番号BVCC37610にも2010/2にレビューを書き込みましたので出来るだけ重複しない様にHMVレビューでも一番評判高い第4番について感じた事を追記させていただきます。なお、私は第1〜3番盤と第4番番と別々の物で聴いておりました。1912年生まれだったというからこの交響曲集の第4番をライブ録音した1997年、ヴァントはすでに85歳であったのですが直截な彼のスタンスは些かも衰えは見せておりません。演奏タイムとしては@12’49A11’38B6’30C9’58と決して短いとまでは言えないですがぎっちり中身の詰まった感じであります。第1楽章は初めテンポが速いとか感じるのですがその愛想ない処と男性的な処が丁度マッチしています。当然後段の詰めでもう少し芝居気が欲しくも思わないではありませんがその厳しく積み上げていく迫力はそんなものでは追いつかないようです。やや強めのホルン出だしの第2楽章はともすれば晦渋さ・枯淡さを求めがちなのですがヴァントの切り口は様子が異なり比較的力強く分り易いのです。じっくりアプローチしていても回りくどくなく私にはこの演奏のピカ一の楽章に思えました。しかし続く第3楽章「はずみ」をつけるものの性急気味で平板に鳴りっ放しの印象を受けました。最終楽章は例の変奏方式なのですがやや早めでフルートが結構頑張っています。後段への切替の際の弦の「切れ」が今一でしたが弦のピチカートが明確に聴こえメリハリもつけられて進んで行きます。最後盛り上げて終わる感慨が残ったかどうかは微妙な処ですね。なお、他の交響曲の演奏タイムは参考情報としてメモしておきましょう。第1番1996年収録@13’27A9’31B4’55C16’56、第2番1996年収録@16’01A9’44B5’32C9’32、第3番1995年収録@12’59A8’11B6’01C9’39・・・以上であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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第1番が好評のようですが、この演奏はまる...

投稿日:2009/05/19 (火)

第1番が好評のようですが、この演奏はまるでティンパニー協奏曲。手を変え品を変え、何とか聞かせようという工夫はわかります。この曲は「名曲」の評価が定着しているようですが、私にとってはどうやっても相性の悪い曲です。最近では、交響曲作曲家ブラームスにとっての習作と呼ぶのがふさわしいのではと思うようにしています。安いですから、ブラームスの交響曲全集を持っていない方にはお勧め。

御開帳 さん | 長野県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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