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Complete Symphonies : Jerzy Semkow / Polish National Radio Symphony Orchestra (3CD)

Brahms (1833-1897)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PRCD2297
Number of Discs
:
3
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ムラヴィンスキーの助手を務めた実力者、イエジー・セムコフが遺したブラームス全集!

ポーランドに生まれのちにフランスに帰化した指揮者、イエジー・セムコフ[1928-2014]。レニングラード・フィルの副指揮者としてエフゲニー・ムラヴィンスキーの助手を務めながら指揮を教わり、エーリヒ・クライバーやブルーノ・ワルターにも師事。ボリショイ劇場やワルシャワ国立歌劇場、クリーヴランド管弦楽団など多くの重要な歌劇場、楽団のポストを歴任した実力者です。その活躍に比してレコーディングはあまり多くありませんが、オペラのほかロシア音楽や古典派、ロマン派の交響曲を得意とし、「Vox」レーベルから発売されベストセラーとなったシューマンの交響曲全集をはじめ一連の録音は非常に高く評価されてきました。
 現在セムコフのディスクは残念ながら多くが廃盤、入手困難となっていますが、ポーランド放送(ポーランドの公共放送局)に実は録音が遺されていたブラームスの交響曲全集をポーランド放送の自主レーベル「Polskie Radio」がリリース。2008年から2009年にかけて、セムコフが79〜80歳の頃にレコーディングされていたもので、規律正しい中にも優れた色彩感を放つ音楽作りは、ブラームスの交響曲を既に聴き慣れているファンにもぜひおすすめしたい好演です。(輸入元情報)

【収録情報】
ブラームス:
1. 交響曲第1番ハ短調 Op.68
2. 交響曲第2番ニ長調 Op.73
3. 交響曲第3番ヘ長調 Op.90
4. 交響曲第4番ホ短調 Op.98

 ポーランド国立放送交響楽団
 イエジー・セムコフ
(指揮)

 録音時期:2008年2月3日(1)、3月29日(2)、10月11日(3)、2009年5月21日(4)
 録音場所:ポーランド、カトヴィツェ、NOSPRコンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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イエジー・セムコフは決して無名の指揮者で...

投稿日:2025/11/26 (水)

イエジー・セムコフは決して無名の指揮者ではない。しかし彼の録音は60〜70年代に集中しており、私はセムコフは20世紀に亡くなったのだとばかり思っていた。ところが今回ブラームス全集が出て調べたら2014年まで存命だったとのこと。この全集は2008〜2009年にかけてなんとセッションでポーランド放送が収録したもの。想像するに、自国の名匠セムコフの重要な遺産を残さなければ、というポーランド放送の使命感があったのではないか。実際この全集は数あるブラームス全集のトップに挙げていいほどの素晴らしいものである。1番から実に味わい深い。終楽章のフルートソロの部分など涙がでそうになる。コーダもアッチェレランドをかけず雄大に締めくくる。3番冒頭も金管を抑え木管をメインに出すなどハッとする場面も多い。どの曲も充分重厚でありながら各声部がよく聴こえるのもセムコフが只物ではない証明といえるだろう。ポーランド国立放送響の能力も圧倒的。最近東欧のオケの優秀さに驚かされてばかりだが、このオケはその中でも飛びぬけている。来日の多いオケだがショパンの伴奏では本当にもったいない。最近某有名オケのブラームスが高額で発売されたが、その価格で全集が買えてしまうセムコフのほうを強くお勧めしたい。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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