CD

ブラームス:交響曲第2番、J.C.バッハ:シンフォニア クルト・ザンデルリング&読売日本交響楽団(1980)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
YASCD1002
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

クルト・ザンデルリング生誕100周年企画
ついにヴェールを脱いだ! 読響の歴史に刻まれる名演奏。
1980年、ブラームスの交響曲第2番


名誉指揮者ザンデルリングお得意のブラームス。ブラームスの交響曲は読響と第3番を除いて全て演奏しております。この第2番の演奏は、1980年です。高名な二種のスタジオ録音(72年と90年)の丁度中間の時期にあたり、その違いが興味深いところです。一口に言って情熱的なブラームスで、感情注入が随所に見られます。その過激振りはミュンシュすら想起させます。大バッハの末子クリスチャン・バッハのシンフォニアも格調高く、ロマンティックな表現には抗しがたい魅力があります。当時はまだまだクラシック音楽の殿堂であった日比谷公会堂のサウンドも懐かしいところと申せましょう。(TOBU)

【収録情報】
・J.C.バッハ:シンフォニア ニ長調 Op.3-1
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73

 読売日本交響楽団
 クルト・ザンデルリング(指揮)

 録音時期:1980年11月29日
 録音場所:東京、日比谷公会堂(第173回名曲シリーズ)
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
 サウンド・マスタリング:WEITBLICK

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
同時に出た1番の録音は相当よかったが、198...

投稿日:2016/02/22 (月)

同時に出た1番の録音は相当よかったが、1980年の読響になんとなく信頼がおけなくて、この録音は避けていた。しかし、その判断は誤りで、もっと早く入手しておけばよかった。と、思ったら780円(2016年2月現在)になっている。演奏だが、この2番はザンデルリングのブラームスに対するアプローチがしっかり出た作品で、基本コンセプトは先行のドレスデン盤と変わらない。極めて丁寧に奏されるが、流れが滞らない第一楽章。いつくしむように奏でられる第二楽章。うって変わって、小気味よいテンポで颯爽とした第三楽章。弦の隅々までザンデルリングの意図がいきわたっており、まさに絶妙である。フィナーレも、これより元気な演奏はあるのかもしれないが、踏み外しはなく、金管も一生懸命、弦の刻みも厳格、ティンパニも活躍し、コーダ昂揚感も素晴らしい。読響の2番と言うと、現今他にはアルブレヒト盤とスクロバチェフスキフスキ盤があるのだが、「味」という意味では、このザンデルリング盤に軍配を上げたい。それほど良い演奏だ。 最初におかれたJ.C. Bachの「シンフォニア」がまた流れの良いさわやかな演奏。日比谷公会堂は、クラシックに適しているとは言えないデッドな環境だが、しかしこの録音を聴く限りでは、録音会場としての特性は悪くなく、細部まで聞こえるが、しかし、音の溶けあいは悪くない。しかし、これだけデッドだと、オケの粗も目立つはずだが、相当リハーサルを積んだか、アンサンブルの乱れ等はほとんどなく、全く素晴らしい。もちろん、ホルンのソロが不安定だったりするけれど、それも気にならない程度。録音は良い。 なお、ブックレットには2番の最終楽章のタイミングが16分7秒と記されているが、そんなはずはなく、実測値は標準的な9分39秒である。

七海耀 さん | 埼玉県 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

プロフィール詳細へ

ブラームス(1833-1897)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品