砂漠の本〜ベアト・フラー作品集(2CD)
ベアト・フラーはラッヘンマン以後のヨーロッパ前衛音楽シーンを牽引する重要な存在で、「KAIROS」から定期的に新作をリリースしていますが、このアルバムではディスク1に最新作、ディスク2に1990年代の旧作を収め、その思索と創作の変遷をたどることが出来ます。
ミュージック・シアター『砂漠の本』はアンサンブルと語り、ヴォーカルの織り成す不条理劇。ディスク2にはフラーがラッヘンマンなどの先人の影響を脱し、自己の様式を確立した頃の室内楽を集めています。(TOBU)
【収録情報】
Disc1
● ミュージック・シアター『砂漠の本』 (2009) [68:17]
トーラ・アウゲシュタット(ソプラノ)
セバスティアン・ブローイアー(バリトン)
エレーヌ・フォーシェル(語り)
ソリステXXI(ヴォーカル・アンサンブル)
クラングフォルム・ウィーン
ベアト・フラー(指揮)
録音時期:2010年3月
Disc2
● イラ=アルカ (ira-arca) (2012) [12:34]
エヴァ・フラー(バス・フルート)
ウリ・フッセネッガー(コントラバス)
録音時期:2012年12月
● 歌 (1993) [8:59]
ヴラディスラフ・ペシン(ヴァイオリン)
ミハイル・デュボフ(ピアノ)
録音時期:2013年6月
● エール (Aer) (1991) [7:05]
トリオ・キャッチ(ピアノ、クラリネット、チェロ)
録音時期:2013年6月
録音方式:ステレオ(デジタル)