フェルナン・ブローデル

人物・団体ページへ

地中海 1 普及版

フェルナン・ブローデル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894343733
ISBN 10 : 4894343738
フォーマット
出版社
発行年月
2004年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,654p

内容詳細

大きな活字で読みやすくした、20世紀最高の歴史家不朽の名著の普及決定版。近代世界システムの誕生期を活写した「地中海」から浮かび上がる、次なる世界システムへの転換期=現代世界の真の姿。

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • roughfractus02 さん

    歴史は直線的に進むのではなく層を成して変動する。著者は数千年単位で動く地理的な長期変動、数百年単位の経済的な中期変動、さらに短い単位の政治的な短期変動の3層をルネサンスから近代に至る地中海世界に重ねた。「環境の役割」と題された本巻では、「ほとんど動かない歴史」の層でありその向こうに大西洋が広がる地中海の地理空間に、山と平野の間を移動する遊牧の民、沿岸や島を渡る船、砂漠を渡るキャラバンの移動や季節を刻む気候の変動が万華鏡さながら展開していく。すると、陸路と海路ができ、都市が生まれ、経済的な中期変動が現れる。

  • Nunokawa Takaki さん

    歴史学者の間ではとんでもない名著になっているこの『地中海』。何回か挫折しながらようやく読み終えることができた。なにしろA4サイズで600ページもあるものだから、途中まで読んで途切れることが多かった。でも読み終えると、さすが名著だけあるな!地中海の奥深さが沁み渡ってくる。ひとつひとつの都市がまるで生き物のように動きまわっているようだ。ヴェネツィア、フィレンツェ、ジェノバ、ナポリ、ラグーザ、リヴォルノ、マルセイユ、アルジェ...この本で地名と場所を覚えることができた。

  • ゆずこまめ さん

    歴史の本と思って読み始めたら、この巻丸々地理のお話でした。意外でしたが、歴史を語るのにこういう視点があるのかと新鮮でした。まだ先が長いですが楽しんで読みたいです。

  • 堀田伸一郎 さん

    アナール派で有名なブローデルの地中海です。本巻では、主に地中海の地理的定義、気候、そしてそこに住む人間の暮らしが描かれています。単に山とは〜川とは〜といった話ばかりではなく、豊富な資料や統計を駆使し、そこに住む人間の生活や風景を描き出してくれます。資料から考察、推理を重ねて考えて行く様はまるでパズルのピースを考えるように新鮮でした。 歴史は暗記科目と思っている人には退屈かも。歴史上の出来事を地理や環境、政治的、経済的な要素を考慮しつつ歴史を見る人にはたまらない本。はまる人ははまる本だと思います。

  • R さん

    気候から山脈,半島,湾,砂漠まで歴史の舞台を俯瞰する。人々の活動に環境が与える影響が大きいのは当然。我々は与えられた条件を活用し,暮らしていくしかない。人々の生活は環境の内にあり,その人々の日常的な活動の集積があり,そういったことを踏まえての政治的な動きがある。だから政治的な変動はまだまだ記述されない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

フェルナン・ブローデル

1902年、フランス北東部ロレーヌ州の小さな農村に生まれる。フランスのパリ大学卒業後、アルジェリアのリセ教師を皮切りにパリ大学、またブラジルのサン・パウロ大学で教える。1946年、『アナール』誌編集委員となり、のち編集長。1949年よりコレージュ・ド・フランス教授を務めた。1984年、アカデミー・フ

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品