CD 輸入盤

聖週間の哀歌 アンサンブル・ボンヌ・コルド(2CD)

フィオッコ(1703-1741)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RAM2105
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フランスとイタリアの伝統を引く、しなやかな旋律美。ベルギー後期バロックの世界

中世末期以来、ハプスブルク家支配のもとカトリックの伝統が息づく場所として、豊かな文化が培われてきたネーデルラント南部(現在のベルギー)。この地が一時バイエルン選帝侯の所領となった18世紀初頭には、選帝侯がミュンヘンから連れてきた作曲家たちの活躍を通じ、フランス宮廷音楽に加えて最新のイタリア様式が大きな影響を及ぼしました。
 イタリア人の宮廷作曲家を父にベルギーで生まれたフィオッコは、その短い生涯の中で後期バロックの伊仏両様式をともに咀嚼吸収、独自の美しい音楽世界を紡ぎ出した重要人物。復活祭前の聖週間に行われる静謐な礼拝のために彼が作曲した小編成教会音楽の数々は、フランス式の作曲分野でありながらイタリア流儀の歌心にあふれ、その才覚をじっくり堪能できる充実作ばかりです。
 ヨーロッパ各地で活躍するポルトガル出身の古楽プレイヤーたちが集うアンサンブル・ボンヌ・コルドは、その魅力の粋を追求すべく、フィオッコが書いた聖週間のための哀歌を2枚のCDで網羅。ブリュッセルとアントウェルペンで作曲された11篇全てを収めた録音はこれが初めてです。控えめながら印象的な美しさに貫かれたメロディアスな独唱部はイタリア風、復活祭前の節制期間に伴奏楽器を低音部のみに絞る流儀や装飾音の扱いはフランス風に仕上げられた11篇は、複楽章の曲もあれば長めの単一楽章の曲もあり、同時代のヘンデルやヴィヴァルディにも比肩しうる魅力がたっぷり。チェロが独立した立ちまわりを演じる局面も多く、ガット弦の低音の響きと歌声の交錯をじっくり味わえます。(輸入元情報)

【収録情報】
フィオッコ:聖週間の哀歌

Disc1

1. 聖水曜日のための第1の哀歌
2. 聖水曜日のための第2の哀歌(ルソン)
3. 聖水曜日のための第3の哀歌(ルソン)
4. 聖木曜日のための第1の哀歌
5. 聖木曜日のための第1の哀歌(レティオーネ)

Disc2
6. 聖木曜日のための第2の哀歌(ルソン)
7. 聖木曜日のための第3の哀歌(ルソン)
8. 聖木曜日のための第3の哀歌(レクツィオ)
9. 聖金曜日のための第1の哀歌
10. 聖金曜日のための第2の哀歌(ルソン)
11. 聖金曜日のための第3の哀歌

 アンサンブル・ボンヌ・コルド(古楽器&声楽アンサンブル)
  アナ・ヴィエイラ・レイテ(ソプラノ:1-3,9,10)
  アナ・キンタンス(ソプラノ:4-7)
  ウーゴ・オリヴェイラ(バリトン:8,11)
  ディアナ・ヴィナグレ(チェロ&指揮)
  レベッカ・ローゼン(チェロ)
  マルタ・ヴィセンテ(コントラバス)
  フェルナンド・ミゲル・ジャロト(オルガン)

 録音時期:2021年11月2-7日
 録音場所:ポルトガル、リスボン、メニーノ・デウス教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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