ピエール・ルメートル

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僕が死んだあの森 文春文庫

ピエール・ルメートル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167921217
ISBN 10 : 4167921219
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;16

内容詳細

12歳の少年アントワーヌの日常は、突然暗転した。ある不運な出来事が引き金となり、隣家の男の子を森で衝動的に殺してしまったのだ。死体を隠して慌てて立ち去るが、幼い子の失踪事件に村は騒然、やがて憲兵が訪ねてきて―。瀬戸際に追いやられた少年の人生は、どこに向かうのか?先読み不能、犯罪小説の傑作!

【著者紹介】
ピエール・ルメートル : 1951年、パリ生まれ。2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作第1作『悲しみのイレーヌ』でデビュー。同第2作『その女アレックス』でイギリス推理作家協会(CWA)賞受賞。日本では「このミステリーがすごい!」ほか4つのミステリー・ランキングで1位、「本屋大賞」翻訳小説部門でも1位となった。同完結編『傷だらけのカミーユ』、“災厄の子供たち”3部作第1作『天国でまた会おう』でもCWA賞受賞。後者はフランスを代表する文学賞ゴンクール賞にも輝いた

橘明美 : 1958(昭和33)年、東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英語・仏語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • オーウェン さん

    12歳のアントワーヌは諍いから、6歳の男の子を殺してしまう。恐怖にかられ死体を地中に埋めて逃げるが、そこから警察の捜索が。そしてアントワーヌは現場に腕時計を落としていたことを思い出す。誰が殺したかは分かっているので、いかにアントワーヌが追い詰められていくのか。またどういった顛末を迎えるのか。罪の意識に苦しむのだが、周りの大人はそれを同情という形で悲しんでくれるのがなんとも皮肉。そして犯した過ちは殺人だけでなく、その流れに乗るまま流れていく人生。ラストのある情報によって、一夜の過ちは終わることがない。

  • k5 さん

    ルメートルのひさびさの新刊(文庫になるまで待ってただけだけど)。少年期に犯した罪に苦しめられる話なんですが、まあ、こんな感じか。田舎町の閉塞した感じとか、少年の抱える小狡さと純粋さとか、さすがルメートルな部分はたくさんあるんですが、そこまでのスマッシュヒットではなかった、というのが実感ですね。もう一回『アレックス』読むかな。

  • マエダ さん

    全てを不幸にしていくスタイルのルメートル。12才が6才をあやめてしまうところから始まるが。ここからどう不幸にしていくのか予測できない。

  • 特盛 さん

    評価3.5/5。12歳の少年がふとしたきっかけで殺人を犯してしまい、その後の人生を描くノワール/サスペンス小説。ドストエフスキーの罪と罰もそうだが、心の葛藤の動き、特に安心と絶望の目まぐるしい落差が巧みに描かれる。内規化された罪の意識と、結末として避けられない(であろうと読者が予感する)何らかの罰。それは外部から与えられるのか、自身で下すのか。ある意味犯罪小説はホラーと同じだなと改めて思った。安全な場所から恐怖を楽しむという意味で。平々凡々とした、後ろめたくない人生が一番なわけであります。

  • ロア さん

    主人公のアントワーヌはこのまま逃げ切れるのか、それとも破滅してしまうのか?面白くて一日で一気に読んでしまいました。いや〜ハラハラしたなぁ!ピエール・ルメートルに外れなしですね(^ω^)原題は「三日間と一生」で、邦題とだいぶ違う。

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