ピエール・ルメートル

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悲しみのイレーヌ 文春文庫

ピエール・ルメートル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167904807
ISBN 10 : 4167904802
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
472p;16

内容詳細

『その女アレックス』の刑事たちのデビュー作

連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。事件は異様な見立て殺人だと判明する…掟破りの大逆転が待つ鬼才のデビュー作。

ユーザーレビュー

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「その女アレックス」から読んだ人のすべて...

投稿日:2021/03/04 (木)

「その女アレックス」から読んだ人のすべてはネタバレからの読書となりますが、「その女アレックス」を読んでしまったら読まずにはいられない作品です。今回も日本語訳がすばらしいの一言です。海外の翻訳本でストレスなく読めることに感謝です。

kotobuki さん | 広島県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    原題は"Travail Soigné"。「きちんとした仕事」といったくらいの意味か。ルメートルのデビュー作だが、私も多くの読者と同じく、何も知らないで『アレックス』を先に読んでしまい、実は先行する作品があることを作中で知った次第。残念なようにも思うが、その反面、カミーユをはじめとした捜査チームを知っていたが故に、本書には最初から親近感を持って読めてよかったとも思う。そして、あの結末にはどんな風に迫って行くのかという、一種倒錯的な楽しみも得られた。過去に書かれたミステリーと、今まさに書かれつつあるそれ。⇒

  • W-G さん

    アレックスでネタバレ喰らっていたが、記憶が薄れそうになかったので、あきらめて読んだ。結果としては…ネタバレありきで読んだことが幸いしたような。最初にコレから読み始めていたら、色々と消化不良だったかもしれない。中盤の濃密さに比べ、結末は尻切れトンボ感もあり、犯人もわかりやすく、そういう諸々が、二作目から遡って読むことで、ホラー映画で、来るとわかってて来た時のような、違うハラハラ感に変化する。個人的にはアレックスより好き。引き続き『傷だらけのカミーユ』に進むと、登場人物欄でまたこの作品のネタバレをしている…。

  • starbro さん

    ピエール・ルメートル3作目です。一気読みで、面白かったのですが、3作目となると新鮮味が少なくなってきます。また今年のミステリ賞で上位に来ていますが、そこまでの出来かなぁって気もします。タイトルですが、「悲しみのイレーヌ」ではなく「悲しみのカミーユ」が正確ではないでしょうか?次回最新作の「天国でまた会おう」を読む予定ですが、一先ず4作品でピエール・ルメートルの評価をしたいと思います。

  • 遥かなる想い さん

    2016年このミス海外第2位。 女性たちの凄惨な残虐事件を背景に カミーユ警部と妻イレーヌ そして仲間たちの 人間模様を描く。作品の中で頻繁に出てくる 「ブラックダリア」..そして作品を模倣 しながら殺害を繰り返す犯人..狂った世界に 生きる人々とイレーヌとの世界..この対比が 妙に暗示的で..この二人の世界がクロスした時.. 最後は怒涛の哀しい終焉だった。

  • のっち♬ さん

    露骨で猟奇的、究極に残虐な連続殺人。死者、本、行方不明者を追い、マスコミ、予審判事、検事局、大臣と戦う個性豊かな刑事たち。「手がかりがないことが手がかりだ」事件に人生を乗っ取られまいと、不合理要素と未知数が多い中、芸術への執拗な拘りを持つ犯人像へ迫っていく過程は、焦ったくも徐々にスピード感を増してクライマックスを迎える。「人類の悲劇はお前の目の前にあるんだからな」全編に横溢する病的なまでの迫力、恐怖感、不安感、生理感覚を直接刺激する負の求心力、その筆致の正体とは?最後まで読み手を惹きつける構成に唸る。

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