【中古:盤質S】 エチュードの誕生　アンナ・ペトロヴァ＝フォルスター（ピアノ）

エチュードの誕生

「エチュード（練習曲）」と言えば1830年代にショパンが書いた27曲がとりわけ有名ですが、ショパン以前にもエチュードを書いた作曲家が数多く存在していました。ベートーヴェンの弟子として知られるツェルニーの作品は、現代でもピアノの学習に用いられますし、イギリスの作曲家クラーマーが作曲した数多くのエチュードは、のちの大音楽家ハンス・フォン・ビューローが改訂した「クラーマー＝ビューロー練習曲」も教則本としておなじみの存在です。
　このアルバムにはクラーマーのエチュードを皮切りとして、フランスの先進的女性作曲家エレーヌ・ド・モンジュルーの作品など、19世紀前半に出版されたさまざまな作曲家の28曲のエチュードを収録。まさに小品の宝庫ともいえる興味深い1枚です。（輸入元情報）

【収録情報】
ヨハン・バプティスト・クラーマー[1771-1858]：
1. エチュード第26番嬰ト短調
2. エチュード第77番ニ長調

ダニエル・シュタイベルト[1765-1823]：50の練習曲 Op.78（1805年出版）より
3. 第31番イ短調
4. 第26番ニ短調
5. 第33番ニ短調
6. 第10番ト長調
7. 第11番変ホ長調
8. 第30番ハ長調
9. 第24番ヘ短調

ヨーゼフ・ヴェルフル[1775-1812]：ピアノのための実用学校（1810年出版）より
10. エチュード第41番ヘ短調
11. エチュード第18番ニ短調
12. エチュード第15番変ホ長調

エレーヌ＝アントワネット＝マリー＝ド・ヌルヴォ・ド・モンジュルー[1764-1836]：ピアノ指導のための練習曲集（1816年出版）より
13. エチュード第78番イ長調
14. エチュード第107番ロ長調

ジョアン・ドミンゴス・ボンテンポ[1775-1842]：音楽要素とピアノの演奏方法 Op.19（1816年出版）より
15. エチュード第7番変ロ短調
16. エチュード第5番ホ長調
17. エチュード第11番ト短調

ルートヴィヒ・ベルガー[1777-1837]：12のエチュード Op.12（1816年頃出版）より
18. 第1番ハ長調
19. 第3番ハ短調
20. 第4番ニ長調
21. 第8番変ロ短調
22. 第9番ト短調 - 左手のために
23. 第11番ト短調

ルートヴィヒ・ベルガー：15のエチュード Op.22（1836年出版）より
24. 第3番ハ短調
25. 第1番イ短調
26. 第14番ロ長調

アレクサンドル・ボエリー[1785-1858]：30のエチュード Op.6（1830年出版）より
27. 第30番ニ長調
28. 第3番ヘ長調

　アンナ・ペトロヴァ＝フォルスター（ピアノ）

　録音時期：2019年10月11-13日
　録音場所：L. Pipkov National Music School, Sofia, Bulgaria
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音