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【中古:盤質AB】 レイモンド・レーヴェンタール/コンプリートRCA&コロンビア・アルバム・コレクション(8CD)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
AB
特記事項
:
ブックレット付き,8枚組み,
コメント
:
BOXすれ
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
19075853642
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


レイモンド・レーヴェンタール/コンプリートRCA&コロンビア・アルバム・コレクション

完全生産限定
20世紀に突如現れた、空前の超絶技巧ロマン派ピアニスト、レーヴェンタールの圧倒的な技と音を聴く8枚組。リスト『巡礼の年』第1年、第2年の全曲が録音後50年を経て初めて陽の目を見る!


レイモンド・レーヴェンタール(ルーウェンタール、ルーウェンサールとも)は、テキサス州サンアントニオで生まれました。彼の生年はしばしば1926年と言われていましたが、それはハリウッド映画での子役としてのキャリアのためで、実際には3年前の1923年生まれでした。15歳より名ピアニストのシューラ・チェルカスキーの母であり教師であるリディア・チェルカスキーのもとでピアノを学びました。1945年、カリフォルニアで開催された3つの主要なコンペティションすべてで優勝。オルガ・サマロフ・ストコフスキーの奨学生としてジュリアード音楽院で勉強を続け、ヨーロッパでアルフレッド・コルトーとグイド・アゴスティにも師事しました。
 1948年に、ミトロプーロス指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演で、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を演奏しデビュー。もともとこの曲の演奏はミトロプーロスの弾き振りで演奏される予定でしたが、ミトロプーロスの指揮の下で演奏するように招待された初めての機会であり、この演奏は大絶賛。数週間後のニューヨークでのデビュー・リサイタルでも大成功をおさめ、北米での本格的キャリアを開始しましたが、1953年、ニューヨークのセントラルパークを散歩中にギャングに襲われ、手と腕を骨折。時間をかけ身体的および心理的回復の後、海外に移り、ヨーロッパと南アメリカで時折行われるツアーと録音を除き、コンサートのステージから退きました。しかしこの間、彼は当時ほとんど一般に知られていなかったフランス・ロマン派の作曲家・ピアニスト、シャルル・ヴァランタン・アルカン[1813-1888]の生涯と音楽についての研究に没頭したのです(その研究結果を記した本は、彼の死の時点で未出版のままでした)。
 レーヴェンタールは、アルカンのピアノ曲の楽譜を編纂してシャーマー社から出版し、1963年にはニューヨークのラジオ局WBAIでアルカンについての番組をプロデュースしてその作品を広く紹介することで、風変わりかつ予言的で、技巧的なアルカンのピアノ曲を忘却の淵から救い出したのでした。この放送は熱狂的な反応を呼びで、それに勇気づけられたレーヴェンタールは、1964年9月にニューヨークのタウンホールで、アルカンのピアノ曲を含むリサイタルを行いました。この成功を受けて翌年1月にRCAへの初録音であるアルカンの作品集(ディスク1)が実現し、「アメリカで録音・発売された最初のオール・アルカン・アルバム」として批評家たちから絶賛を受けました。特にニューヨークとロンドンなどでのコンサートでは、モシェレス、フンメル、ヘンセルト、シャルヴェンカ、ルビンシテイン、ロイブケ、フィールド、ドゥセクなどの重要なのにほとんど軽視された19世紀の作曲家によるソロと室内楽作品を再紹介し、「知られざるロマン派音楽リヴァイバル」への率先者と見なされるようになりました。
 レーヴェンタールの熱意は、アルカンに限定されませんでした。リストの知られざる作品の発掘にも取り組み、リストのほかツェルニーやショパンなど6人の作曲家の共同で作曲され、リストによってまとめられた『ヘクサメロン変奏曲』を初録音し、これまた超絶技巧が要求される『ノルマの回想』をカップリングしています(ディスク2)。この時期、レーヴェンタールはリストの大作『巡礼の年』の全曲録音に取り組みますが、なぜか第1年と第2年を録音したところで中座し、録音されたセッション・テープはそのまま忘れられていました。今回のボックス化にさいして、そのセッション・テープが全曲試聴され、選定されたベストテイクから新たに編集され、録音後半世紀を経て初めてその姿を現すことになりました(ディスク6-7)。
 また彼の功績として、クララ・シューマンが初演し、ブゾーニが愛奏し、リストが絶賛した、ヘンゼルトのほとんど知られていなかったピアノ協奏曲を20世紀に復活させたことがあげられるでしょう。1969年にRCAからコロンビアに移籍したレーヴェンタールは、この演奏困難な作品を、マッケラス指揮ロンドン交響楽団と録音し、リストの『死の舞踏』のさまざまな稿を自ら編曲した版による演奏とカップリングしました(ディスク3)。同じ年に、アントン・ルビンシテインのピアノ協奏曲第4番とシャルヴェンカのピアノ協奏曲第2番のフィナーレも録音しています(ディスク4)。1971年には、新しいアルカン・アルバム(ディスク5)に取り組み、ピアノ曲のみならず、『ある鸚鵡の死によせる葬送行進曲』では合唱団を指揮さえしています。
 しかし1970年代に入ると、その気難しい性格で音楽マネジメントと衝突して、レーヴェンタールの演奏活動は大幅に少なくなり、1973年にはマンハッタン音楽学校で教鞭を執り始め、教育活動に比重を移しました。1980年代には慢性的な心臓病のためにマンハッタンを離れてハドソンに移って隠棲し、1988年11月21日に65歳で亡くなりました。
 この8枚組ボックスには、レーヴェンタールが1965年から1971年にかけてRCAとコロンビアに録音した全録音が収録されています。いずれもオリジナル・アナログ・マスターテープより、24bit/192kHzリマスターが施されています。それぞれのディスクはオリジナルLPのカップリングで、各ディスクはジャケットのデザインによる紙ジャケに封入され、レーベルも初出時のデザインが採用され、ジェッド・ディストラーによる解説や詳細なトラックリストを掲載した27ページのオールカラー・ブックレット(欧文)とともに、クラムシェルボックスに封入されています。またディスク8は、レーヴェンタール自身がそれぞれの作品について解説した音源で、もともとコロンビアのLP発売時に、7インチのボーナスLPとして添付されていた貴重な録音です。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1:RCA録音
アルカン:
● 全ての短調による12の練習曲 Op.39より第12番『イソップの饗宴』
● 歌曲集 第3集 Op.65より第6番『舟歌』
● グランド・ソナタ『四つの時代』 Op.33より第2楽章『30歳代 - ファウストの如く』
● 全ての短調による12の練習曲 Op.39より第4番『交響曲第1楽章:アレグロ・モデラート』
● 全ての短調による12の練習曲 Op.39より第5番『交響曲第2楽章:葬送行進曲』
● 全ての短調による12の練習曲 Op.39より第6番『交響曲第3楽章:メヌエット』
● 全ての短調による12の練習曲 Op.39より第7番『交響曲第4楽章:フィナーレ』

 録音:1965年1月11,13,14,19,20日 ニューヨーク、ウエブスター・ホール

Disc2:RCA録音
● リスト他:ベッリーニの『清教徒』の行進曲による華麗な大変奏曲 S.392(『ヘクサメロン』変奏曲)
● リスト:『ノルマ』の回想 S.394

 録音:1966年4月25,27,29日、5月2,4,9,11日 ニューヨーク、ウエブスター・ホール

Disc3:コロンビア録音
● ヘンゼルト:ピアノ協奏曲ヘ短調 Op.16
● リスト/レーヴェンタール編:死の舞踏 S.126

 チャールズ・マッケラス指揮、ロンドン交響楽団
 録音:1969年1月30日〜2月1日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

Disc4:コロンビア録音
● ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第4番ニ短調 Op.70
● シャルヴェンカ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.56より第3楽章

 エレアザール・デ・カルヴァーリョ指揮、ロンドン交響楽団
 録音:1969年9月19,20,22日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

Disc5:コロンビア録音
アルカン:
● ソナチネ イ短調 Op.61
● 小さな物語 変ホ長調
● 戦場の太鼓
● 幻影 Op.63-1
● ある鸚鵡の死によせる葬送行進曲
● 小悪魔たち Op.63-45
● 練習曲 変イ長調
● 小スケルツォ Op.63-47
● しけ Op.74-10
● 嘆息 Op.63-11
● 小舟歌 Op.63-12
● ヘラクレイトスとデモクリトス Op.63-39
● 戦慄 Op.63-7

 録音:1970年9月17,21,24日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ

Disc6:RCA録音/未発表音源
● リスト:巡礼の年 第1年『スイス』 S.160(全曲)

 録音:1966年12月 ニューヨーク、ウエブスター・ホール

Disc7:RCA録音/未発表音源
● リスト:巡礼の年 第2年『イタリア』 S.161(全曲)

 録音:1966年5月、6月 ニューヨーク、ウエブスター・ホール

 レイモンド・レーヴェンタール(ピアノ)

 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Disc8:レイモンド・レーヴェンタールによる、ディスカッションと説明(コロンビア録音)
1. アドルフ・フォン・ヘンゼルトのピアノ協奏曲について
2. リストの『死の舞踏』について
3. アントン・ルビンシテインのピアノ協奏曲第4番について
4. フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカのピアノ協奏曲第2番の終楽章について
5. アルカンの音楽について
 録音:1969年4月3日、9月12日、1970年11月13日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ


収録曲   

ディスク   1

  • 01. Alkan: Etudes in All the Minor Keys, op. 39
  • 02. Alkan: Barcarolle, op. 65, no. 6
  • 03. Alkan: Grande Sonate, op. 33
  • 04. Alkan: Symphonie

ディスク   2

  • 01. Liszt: Hexamron, S 392
  • 02. Liszt: Rminiscences de Norma, S 394

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