ネルソン・ゲルナー、パデレフスキ&ゴドフスキ―を弾く!
1990年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは1位に輝いた南米アルゼンチンが世界に誇るピアニスト、ネルソン・ゲルナー。ショパン弾きとしても名高く、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の「ザ・リアル・ショパン・シリーズ」にはソロや協奏的作品(ブリュッヘンとの共演)、歌曲伴奏で参加。その他、「パデレフスキ&マルトゥッチのピアノ協奏曲集」や「ノヴァコフスキ&クログルスキの室内楽作品集」などの録音でポーランド音楽への造詣の深さを魅せ、2018年にはポーランド文化省より文化勲章「Gloria Artis Gold Medal」を授与されています。
ショパン以降のポーランドにおける優れたコンポーザー=ピアニストであり、ショパンの楽譜の編纂者、また首相や外務大臣を務めた政治家としても功績を残したポーランドの偉人イグナツィ・ヤン・パデレフスキ。ショパンを始めとする様々な作曲家の作品のトランスクリプションや華麗なパラフレーズを数多く生み出したヴィルトゥオーゾ、レオポルド・ゴドフスキー[1870-1938]。ロマンティックなピアノの伝統を代表し、ショパンの音楽遺産の痕跡を残す二人のコンポーザー=ピアニストの音楽を、ゲルナーの優雅で知的なピアノが贈ります。(photo by Jean-Baptiste Millot)(輸入元情報)
【収録情報】
● パデレフスキ:独創主題による変奏曲とフーガ 変ホ短調 Op.23
● ゴドフスキー:ヨハン・シュトラウスの主題による交響的変容 第1番『芸術家の生涯』
● パデレフスキ:夜想曲 変ロ長調 Op.16-4
ネルソン・ゲルナー(ピアノ/スタインウェイ, D 595375)
録音時期:2018年4月16-18日
録音場所:ルスワビツェ、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)