CD 輸入盤

【中古:盤質AB】 カール・リヒター/バッハ・ボックス(18CD)

バッハ(1685-1750)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
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AB
特記事項
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BOX仕様,ブックレット付き
コメント
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18枚組/DISC8,15:盤質B/DISC2:紙スリーブ折れ/BOXスレ
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HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
4820959
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

Karl Richter / Revealing Bach
バッハ:チェンバロ曲、オルガン曲、室内楽曲、管弦楽曲、協奏曲、声楽曲集(18CD)
カール・リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団


長年に渡ってバッハ演奏に情熱的に取り組んだカール・リヒターは、定評ある声楽作品とオーケストラ作品だけでなく、オルガンとチェンバロの演奏や室内楽でも高い評価を得ていました。
 今回、イタリア・ユニバーサルから登場する18枚組ボックスには、リヒターのバッハ解釈の重要な部分を形成していると思われるオルガン演奏やチェンバロ演奏、室内楽演奏にも光を当てているのが特徴で、チェンバロ独奏2枚、オルガン独奏約2枚半、室内楽3枚、協奏曲約6枚半、管弦楽曲約2枚、声楽曲2枚を収録しています。
 しばらく廃盤で入手できなかった音源も多く、しかもすべてステレオ録音ということもあり、注目度の高いセットと言えると思います。

【チェンバロ曲】
リヒターのチェンバロ演奏はモダン・チェンバロを用いたもので、多彩なストップやテンポの変動など、表現の振れ幅の大きなところが印象的。アルヒーフ・レーベルに遺したバッハ録音は、1970年のゴルトベルク変奏曲と、1964年のイタリア協奏曲、半音階的幻想曲とフーガ BWV 903、トッカータ BWV 915、パストラーレ BWV 590、幻想曲とフーガ BWV 906の計6曲のみですが、どれもリヒターならではの堅固な構築美と、細部の豊かな表情を満喫できる内容となっています。

【オルガン曲】
オルガニストとしても活躍していたリヒターは、オルガンの持つ能力を駆使した劇的な表現を高い集中力で実現していました。
 このセットでは、リヒターのフーガに対する厳格で壮大なアプローチを堪能できるトッカータとフーガ ニ短調、トッカータとフーガ『ドリア調』、パッサカリアとフーガ、前奏曲とフーガ『聖アン』、幻想曲とフーガ BWV 542というフーガ系名曲、旋律美をとことん味わえる『目覚めよとわれらに呼びわたる物見らの声』『主を頌めまつれ』『慈しみ深きイエスよ』『装いせよ、おおわが魂よ』というコラール系名曲のほか、ヴィヴァルディの協奏曲やエルンスト公の作品を、オルガン独奏曲に変容させた音楽をいかにもバッハらしく荘厳に演奏したオルガン協奏曲集に、フレスコバルディの技法を参照しながらもバッハ的な個性を放つカンツォーナ、そしてトリオ・ソナタ第5番という主にイタリアの影響を受けた作品群を収録しています。

【室内楽曲】
名ヴァイオリニスト、ヴォルフガング・シュナイダーハンと組んだヴァイオリン・ソナタ集は1966年の録音。対照的な芸風の二人による個性的名演として知られるもので、重みのあるリヒターのチェンバロを軸にシュナイダーハンが柔軟で美しいヴァイオリンを聴かせます。
 フルート・ソナタはオーレル・ニコレとの1973年の共演。やはり重みのあるリヒターのチェンバロに、ニコレが絶妙な呼吸で合わせた演奏です。
 『音楽の捧げもの』は、カール・リヒターのチェンバロと指揮、オーレル・ニコレのフルート、オットー・ビュヒナーとクルト・グントナーのヴァイオリン、ジークフリート・マイネッケのヴィオラ、フリッツ・キスカルトのチェロ、ヘトヴィヒ・ビルグラムのチェンバロによる1963年の録音。リヒターを代表する名演のひとつで、どこまでも純化された抽象的なまでの美しさには素晴らしいものがあります。

【協奏曲】
1967年に録音されたブランデンブルク協奏曲全曲と、1980年のオーボエ・ダモーレ協奏曲、1963年のオーボエとヴァイオリンのための協奏曲、2つのヴァイオリンのための協奏曲、三重協奏曲、そして15曲の各種チェンバロ協奏曲を収録しています。モダン楽器室内オケとモダン・チェンバロによるリヒターならではの峻厳で引き締まった演奏を展開しています。

【管弦楽曲】
1960年と61年に録音された管弦楽組曲第1番から第4番を収録。長く定番演奏として聴かれてきたもので、その安定感と語り口のうまさは無類です。

【声楽曲】
1961年録音のロ短調ミサを収録。ここでの重さと高揚感の極端なまでのコントラストは、様式的な面の強いミサという作品へのリヒターならではのこだわりを示したものと言えるかもしれません。

【カール・リヒター】
求心的で峻厳、独特の迫力と高揚感をもったリヒターの演奏は、現在も多くのファンの心を掴んで離しません。
 ドレスデン十字架聖歌隊で少年時代を過ごし、ライプツィヒ音楽学校ではシュトラウベ、マウエルスベルガー、ラミンに師事、やがてトーマス教会のオルガニストを務めたという若き日のリヒターは、まさにバッハの伝統のど真ん中にいて多くを吸収していました。
 その後、ミュンヘンに移ったリヒターはオルガニストとして活躍する一方、バッハの合唱音楽の理想的な演奏への意欲が高まり、1951年、25歳のときにミュンヘン・バッハ合唱団を結成、やがてオーケストラにも理想を求めるようになり、1955年にミュンヘン・バッハ管弦楽団を組織します。このオケのメンバーはバイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立管の団員から選りすぐられたもので、合唱団同様、常設ではなかったものの、リヒターとの演奏会や録音の際には徹底したリハーサルがおこなわれ、理想に燃える指揮者の厳しい統率のもと、素晴らしく熱気に満ちた演奏を展開していました。(HMV)

【収録情報】
Disc1
● ゴルトベルク変奏曲 BWV 988

Disc2
● イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
● 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
● トッカータ BWV 915
● パストラーレ ヘ長調 BWV 590
● 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV 906

Disc3
● ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番 ロ短調 BWV.1014
● ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第2番 イ長調 BWV.1015
● ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016

Disc4
● ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017
● ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV.1018
● ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV.1019

Disc5
● フルートとチェンバロのためのソナタト短調 BWV.1020
● フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
● フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV.1031
● フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032

Disc6
● ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV1046
● ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV1047
● ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048
● ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV1049

Disc7
● ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050
● ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051
● オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV 1055
● オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060

Disc8
● チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV 1052
● チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV 1053
● チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV 1056
● チェンバロと2つのリコーダーのための協奏曲 ヘ長調 BWV 1057

Disc9>
● 2台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV 1061
● 3台のチェンバロのための協奏曲第1番 ニ短調 BWV 1063
● 4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV 1065

Disc10
● チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV 1054
● チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV 1055
● チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV 1058
● 2台のチェンバロのための協奏曲第1番 ハ短調 BWV 1060
● 3台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV 1064

Disc11
● 2台のチェンバロのための協奏曲第3番 ハ短調 BWV 1062
● 三重協奏曲 イ短調 BWV 1044
● 3台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV 1064

Disc12
● 2台のチェンバロのための協奏曲第1番 ハ短調 BWV 1060
● 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
● 音楽の捧げもの BWV 1079

Disc13
● オルガン協奏曲第1番 ト長調 BWV592
● オルガン協奏曲第2番 イ短調 BWV593
● オルガン協奏曲第3番 ハ長調 BWV594
● オルガン協奏曲第4番 ハ長調 BWV595
● オルガン協奏曲第5番 ニ短調 BWV596
● オルガン協奏曲第6番 変ホ長調 BWV597

Disc14
● トッカータとフーガ『ドリア調』 ニ短調 BWV 538
● トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
● 前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV 552
● トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV 529
● 幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542
● シュープラー・コラール第6曲『主を頌めまつれ』 BWV 650
● シュープラー・コラール第1曲『目覚めよとわれらに呼びわたる物見らの声』 BWV 645

Disc15
● パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582
● コラール変奏曲『慈しみ深きイエスよ』 BWV 768
● カンツォーナ ニ短調 BWV 588
● コラール前奏曲『装いせよ、おおわが魂よ』 BWV 654
● 管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068

Disc16
● 管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV1066
● 管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067
● 管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV1069

Disc17-18
● ミサ曲 ロ短調 BWV 232

総合評価

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4.5

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Disc15の4曲目に入っていると記載されてい...

投稿日:2015/09/13 (日)

Disc15の4曲目に入っていると記載されている曲「Canzona in D minor, BWV 588」が実際のCDには入っていませんでした。 Disc15の4曲目には「Canzona in D minor, BWV 588」ではなく「Fantasie and Fugue in G minor, BWV 542」のFantasie部分が入っていました。これはDisc14の8曲目に入っている曲「Fantasie and Fugue in G minor, BWV 542」の前半部分と同じ演奏です。 以上のトラック抜け(および重複トラック)があるのでご購入される方はご注意ください。 再発の際には修正されることを望みます。

バッハおじさん さん | 不明 | 不明

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このセットは、リヒターのバッハ器楽曲を中...

投稿日:2015/04/07 (火)

このセットは、リヒターのバッハ器楽曲を中心にコンパクトに集成されたものであり、結構重複はありましたが購入しました。これまで所有していなかった曲から一部を鑑賞し始めたところですが(フルートソナタ、ハープシコード協奏曲)、とにかく素晴らしいバッハの世界を味わうことができます。ミュンヘンバッハOの低弦を中心としたモダン楽器の美しさ、オーレル・ニコレのフルートの極上の響き。 これからが本当に楽しみです。音も1960〜1970年台の録音と思われないほどのゆとりがあります。一部の方が、CD5、CD8に瑕疵があると書かれていますが、全く問題ありませんでした。(もしかしたら、製造期間により不良があるのかもしれませんね)確かに、ブックレットに各CDのトータル時間表示がなかったり、独奏者の表記がなかったりですが、これは輸入物では珍しくはないので許します。トラック表示が抜けているというのは具体的にどこなんでしょうね?(ちなみに、私は別のサイトから購入しています。)

音楽人 さん | 長野県 | 不明

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演奏は定番揃いで、問題はありませんが、瑕...

投稿日:2015/02/13 (金)

演奏は定番揃いで、問題はありませんが、瑕瑾が2つ。一つはすでに他の書かれていることですが、もう一つ、トラックが1曲欠けています。

Sugar さん | 千葉県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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