アコーディオン三重奏団、モーション・トリオ
ナイマンの世界がさらに魅力的に!
マイケル・ナイマンの音楽をアコーディオン・トリオが奏でる、というアイディアは、ポーランドで開催された第7回映画祭をきっかけに生まれました。ナイマンの音楽のどこかドライな感触が、アコーディオンにここまでフィットするとは!
モーツァルトのドン・ジョヴァンニをドライにアレンジしたトラック1の冒頭から、アコーディオンの音色の虜です。同時に、ディスクを聴き進めていくうちに、ナイマンのミニマル・ミュージックは、ただドライなだけでなく、物悲しい表情や優しい表情など様々な顔、そして魅力に満ちていることに気づかされます。ピアノ・レッスンでおなじみの『悲しみを希う心』はナイマン自身のソロの新録。映画内で用いられた演奏よりもテンポがやや遅くなったような感じで、さらなる魅力に満ちています。
【モーション・トリオ】
ヤヌス・ヴォイタロヴィチ、マーチン・ガラツィン、パヴェル・バラネクによりポーランドのクラクフで1996年に結成されたアコーディオン三重奏団。ヘヴィーメタル、ジャズ、クラシック音楽、現代音楽など多種多様な音楽ジャンルを取り入れ、メンバー自らが演奏作品の編曲・作曲もこなす。ポーランド政府から助成を受け、これまで30以上の国々から招かれ演奏。作曲家・指揮者のクシシュトフ・ペンデレツキ、映画「ピアノ・レッスン」の作曲者として知られるマイケル・ナイマン、アメリカのジャズ歌手ボビー・マクファーリン、ケルン放送管弦楽団、クラクフ・シンフォニエッタなど様々な分野のトップ・ミュージシャンと共演経験がある。ペンデレツキより「並外れた才能を持つグループ」と称えられ、ドイツ一般新聞でも、その「卓越した技法」を絶賛されている。(キングインターナショナル)
【収録情報】
ナイマン:
・イン・Re・ドン・ジョヴァンニ(+ナイジェル・バール)
・Knowing the Ropes(+マイケル・ナイマン、ナイジェル・バール)
・Trysting Fields(「数に溺れて」より)
・ウェディング・タンゴ(+マイケル・ナイマン、ナイジェル・バール)
・Come Unto These Yellow Sands
・If(+マイケル・ナイマン)
・羊飼いにまかせとけ(+マイケル・ナイマン)
・悲しみを希う心(マイケル・ナイマン・ピアノソロ)
・ミランダ(+マイケル・ナイマン、ナイジェル・バール)
・サイレンス
モーション・トリオ
マイケル・ナイマン(ピアノ)
ナイジェル・バール(トロンボーン、ユーホニウム)
録音時期:2009年9月
録音方式:デジタル